ブロガーでライターのやままさんが、新しい電子書籍を出したんだよね!
そう、それもやままさんが5年以上通い続け、記事も50記事以上書いている【あの】お店の本なんだよね!
ブログ「言いたいことやまやまです」や、ポッドキャスト 「喋りたいことやまやまです」 ライターもやってらっしゃるやまま あきさんが、電子書籍2冊め「喫茶アメリカンについて言いたいことやまやまです」を出版されました。
前作の「凡人の星になる」も、やままさんが「自分らしさ」を追求するお話でしたが(前作も感想文を書かせていただきました)、その方法は自分の中からというよりは、他人との関わり、例えば他のブロガーさんとのオフ会や、編集者との会話、コーチングなどを通じてでした。
今回の「喫茶アメリカンについて言いたいことやまやまです」はまさにそういう体験をさせてくれる書籍でした。5年間で50回以上通っているお店ってありますか? それも、メニューの変化やお店の方々との交流、やままさんの変化などを9万字に渡って積み重ねた結果、喫茶アメリカンについて語っているにもかかわらず、読者は著者のやままさんに共感し、親近感を覚えてしまう。
私は今回の書籍は「やままさんが、喫茶アメリカンというノミで丁寧に彫り上げた木彫りの本人像」のような読後感を持ちました。
2020年のアカデミー賞、見事にポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」が作品・監督・脚本・国際長編映画賞の4部門を受賞されましたが、そのスピーチの中で、マーティン・スコセッシ監督の言葉「最も個人的なことが最もクリエイティブなことだ 」を胸に映画を学んだと言っていました。個人的なこと、「凡人」の我々が日々経験することも、クリエイティブに直結するんですね。
レビュー多めの当ブログですが、いろいろな記事を通じて、やままさんのように、著者の人となりが伝わるようなブログにしていきたいなと思いました。
タップできる目次
「え、喫茶アメリカンが祝日営業してるって??」
私といえば、やままさんのこの企画を見て「よっしゃレビュー書いて、応募して「朝のアメリカンdeデート」言ったるで!と思っていたのですが、別のTweetで衝撃の事実が!
喫茶アメリカンは基本的に土日祝休みなので、品川勤務のサラリーマンとしては東銀座にモーニングやランチはちょっと行きづらいのです。いつか、平日にお休みを取って伺おうと思っていましたが、こんな機会があるなら伺うしか!!というとこで、本日訪問、じゃなかった訪米してきました。
喫茶アメリカンは、歌舞伎座の裏手にあります
喫茶アメリカンさんは、東銀座のまさに歌舞伎座の裏手の方にあります。
今回は、最寄りの東銀座駅から伺いました。3番出口が歌舞伎座直結の出口で、地下1Fのお土産屋さんの脇のエスカレーターをまっすぐあがると表に出ます。
この出口を出てすぐ左折し、歌舞伎座の脇をすすみます。
歌舞伎座の隣のブロックがもう喫茶アメリカンです。右には、やままさんの書籍でも触れられていた「YOU」さんのオムライスを楽しみにしている方の行列ですね。しかし、この2軒のはしごは不可能に近いです…お腹的に。
3番出口からものの3分で到着です。真ん中の扉が店内への入り口で、左はテイクアウト用のカウンターですね。喫茶アメリカンは朝の部(8時~10時半)と昼の部(12時~午後3時まで、ただしパンがなくなり次第終了)の2部にわかれており、私が到着したのは、午後の開店を10分過ぎた12時10分くらいでした。
店内は満員でしたが、2脚待合の椅子があり、そちらに座らせていただきました。遅くなった言い訳ではないのですが、待たせていただいたおかげで店内をくまなく(じろじろと)チェックさせていただくことができたんですよね。
す、すごいデザイン…アメリカン佐賀フェスティバル…趣のある絵画や、芸能人のサイン、店主の原口さん(やままさんの書籍でお名前を認識)の記念撮影の写真、原口さんのメッセージ…
新メニュー「はちみつパン」の告知などと混じって、東京オリンピックと佐賀が爆発しています。
喫茶アメリカンの椅子とBGM
居心地が良く、ふかふかのクッションたち
私がその後座らせてもらったのは、ちょうどこの写真に写っている13番のテーブルでした。1人で訪米したので、ソファ席の方に座りましたが、
このクッションがたくさん敷き詰められていて、ふわふわ・ふかふかでとても座り心地が良かったです。混雑しているお店なので、長居は控えたほうが良いですが、そんな短時間でもくつろいでほしいという心遣いを感じました。
BGMは(意外にも)最新の洋楽だった
喫茶アメリカンで気になっていたのは、BGMです。アメリカンオールディーズ的なものなのか、あるいはラジオなのか、佐賀なのか…実際は最新の洋楽でした。多分アメリカンといういことで「ビルボード100」とかの有線?だと思うのですが。
実際に来店していたときに流れていた曲をSpotifyのリストにしてみましたので、もしアカウントがある方はチェックしてみてください(アカウントがなくても30秒間試聴できます)。
これが意外(失礼)で、また大好物なもので非常に気分が上がってきました。そして、注文してから1曲目がまだ途中のときに目の前に現れたのが…【たまごサンド】(600円)でした。
一番人気の「たまごサンド」をいただきます!
たまごサンド…やままさんのお勧めの食べ方によれば【2人で訪問して、別々のメニューを頼んで1/2は持ち帰り用。残りの1/2さらに半分ずつに分けて交換して2種類のサンドイッチを楽しむ】というものだと理解しました。
今回は1人での初訪米のため、非常に迷ったのですが、ここは一番人気であるたまごサンドを! 必ずドリンクを注文しなければならないシステムなので、ブレンドコーヒーをいただきました。
しかし、シミュレーションはしていったものの、実際に目の前に巨大な食パンと大量のたまごサラダの山を目にすると、どこから手を付ければよいのか迷いました。なにしろ、左右で形が異なるのです…気を落ち着け、フォークを手にまずは構造解析から。
- 左の塊は、半斤よりちょっと少ない食パンが2切れにカットされており、そこにたまごサンドが挟まれて(上にはみ出てますが)いる
- 右の塊も同様だが、下にパンの外周部分(耳の部分)がお皿のように置かれており、たまごサラダの量は左より多い
ここで、【左を持ち帰り用とし、店内では右を食べる!】と決断しました。フォークの力を借りて、いただきます!
美味しい!!食パンは、焼きたてをトーストせずに使っているので、なかはふわふわです。耳の部分も、焼けてはいるけれどやはり柔らかいので、どこもかしこももっちりふわふわでした。
たまごサラダ部分もたまごとマヨネーズのみ! 濃厚でかつシンプルなんですが、これがふわふわの食パンと一緒に食べるととてもバランスが良くて、懐かしさを感じる味でした。サイズが大きいので【パン+具+パン】といういわゆるサンドイッチの形状ではなく【パン+具】というオープンサンドの形でいただくことになります。
何回か、鼻にたまごサンドがついてしまい、おしぼりのお世話になりましたが、美味しいコーヒーと一緒に一気にいただいてしまいました。ただ、流石にもう半分は無理なので、持ち帰り用のパックをお願いしました。
お持ち帰りは、書籍伝来の必殺ワザで
さてお持ち帰り。これもやままさんの書籍で予習していった技を試してみました。前述の通り、喫茶アメリカンのサンドイッチは食パンがふわふわ、そして巨大。プラスチックの容器にきれいに移動させるのは至難の技です。そこで!
まず、お持ち帰り用のサンドイッチの形状を整えます。
そこに、上から容器をかぶせます。そして、利き手(私の場合は右手)でお皿ごと持ち上げ、左手を上に添え、静かに上下をひっくり返します。上に残ったお皿を外せば…
ほらこの通り!お皿の上の状態とは天地がひっくり返っていますが、このまま容器を閉じ、周囲をホッチキス(持ち帰り容器と一緒に持ってきてくれます)でぱちぱちと閉じた後、
ひっくり返せば完璧です。ビニール袋もいただけますので、そちらにくるんで自宅に持ち帰り、自宅でもアメリカンを味わいました。
ごちそうさまでした!
お会計は、キャッシャーが入り口左、テイクアウト用のカウンターのところで行います。
今回はたまごサラダとブレンドコーヒーで1,200円也。お釣りが無いように準備していきたいですね。
ごちそうさまでした! 初喫茶アメリカン、おいしく楽しく満喫させていただきました! また、伺います!
今日は建国記念の祝日、良いスタートを切れました! 天気もめちゃくちゃ良いです。楽しい気分でお店を後にできました。喫茶アメリカンと、楽しい体験をさせてくれたやままさんの書籍に感謝です! ありがとうございました!