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ゴリミー×日本ポステック「楽しく書いて読者に伝わるレビューの書き方」セミナーメモ

ゴリミーさんセミナー

ゴリミー流製品レビューの書き方の極意

最大で月間500万PVを誇る大人気のテック系ブログメディア「ゴリミー」(@gori_me‏)の中の人ゴリミーさん(@planetofgori)と、50以上のガジェット系クラウドファンディングを手がける最新ガジェットを取り扱う会社「日本ポステック」のコラボによる「楽しく書いて読者に伝わるレビューの書き方」というありがたいセミナーが行われたので、参加してきました。

日時:2019/6/21(金) 19:00~2019/6/21(金) 21:00
場所:株式会社XIMERA(キメラ)オフィス内イベントスペース

ゴリミーさんの、特に「レビュー」コーナーの記事の1記事1記事の入魂っぷりは商業メディアにも勝る重厚さがあります。そのゴリミーさんの製品レビュー記事の作成方法ということでわくわくしながら参加してきました! わくわくしすぎてやたらめったらメモを取ってしまったのですが、ゴリミーさんにも日本ポステック 坂田さんにもご快諾いただいたので、共有させていただきます。末尾に、私の感想をまとめておきました。

楽しく書いて読者に伝わるレビューの書き方

ゴリミーさんセミナー

最近の製品レビュー記事はなんかおかしくないか?

  • やたらマニアックで読者がおいてけぼり
  • 検索順位狙いで無駄に長い
  • レビューしていない(使用していない、あるいは使用してもスペックをなぞるだけ)
  • コンバージョン=売るためだけのレビュー記事
  • 公式サイトの情報を書き写すだけの記事

レビュー記事を書く目的を今一度考えよう

  • その商品のレビュー記事をなぜ書くのか
  • 読み終わったら読者に何を感じて欲しいか
  • レビュー記事のタイプはこの3つに集約される=知ってほしい/紹介したい/忠告したい
レビュー記事の3つのタイプ
  1. 自分も愛用している良い商品だから、みんなに知ってほしい
  2. 自分では使わないけど、良い商品だから紹介したい
  3. 自分で使ってみてイマイチな商品だから購入を検討する人に忠告したい

「忠告」=ネガティブな記事に関して

  • 多くの人がネガティブな内容を含む記事を避ける理由=売れないから。しかし、それは間違っている
  • 読者がレビュー記事を読む理由は「失敗したくない・後悔したくない・誰かに背中を押してほしい」など
  • あえて欠点を見つける必要はないが、欠点があるのに書かないのは、読者との信頼関係に影響してしまう
  • ブログはオープンなので、専門家の人も、プロアマレベルの人の目にも留まる。嘘はバレる

ゴリミーさんの製品レビュー制作の流れは6ステップ

ゴリミーさんセミナー

STEP.1
製品を試す
いきなり写真撮影はしない。まず開封の時点からストレート商品に向き合って使用感を確認
STEP.2
具体的な仕様を理解する
マニュアルに書かれていない部分なども含めて仕様を把握する 
STEP.3
自分の思う製品の魅力をピックアップする
まずは自分の目線で魅力を確認
STEP.4
読者に伝えたい魅力を選定する
対象読者に対して伝えるべき魅力を考える。自分目線と、対象読者目線での差を意識してどれをピックアップするかを確認
STEP.5
写真や動画の撮影、記事作成
Step 1~4を行うことで、写真・ビデオ・GIFアニメなどの撮影・編集・制作作業を効率化できる
STEP.6

少し時間を置き、目的に沿っているかを確認する
いったん寝かせて、朝もう1度読み返すことで、構成上の問題やより良い表現が浮かんでくることが多い

ゴリミーさんがレビュー記事を書く時の注意点4つ

①読者に対して誠実に

  • 売りたい、という気持ちが強すぎると、レビューが不自然になる
  • ゴリミーさんの方針:商品提供された場合でも悪いところはがっつり書く(そういう約束で商品提供を受ける)

②こだわる

  • 自分なりのこだわりポイントを作る。そのこだわりが首尾一貫していれば、読者もそれを評価してくれて信頼を寄せてくれる
  • ちゃんと商品を使用して向き合っていれば、必ずそれぞれのこだわり、譲れないポイントが出てくるはず。主張もブレず、多少のネガティブな指摘も受け止められる

③立場を明確にする

  • 「最後はあなたが決めてください」みたいな、読者に放り投げる結論には価値がない
  • 「こういう人には向いている」「こういう人向けではない」などしっかりと評価のスタンスを明確にすることで筋を通す

④(スマホで)表示を確認する

  • レスポンシブ対応のテーマでも、スマホで実際にレビューすると気が付く改善ポイントがあるはず。
  • 意外にスマホでの表示確認をしていない人が多いように感じる

目的に合致した最適な構成を考えよう

Dave注釈

  • ゴリミーさんは自分の各記事のタイプを大きく4つに分類し、それぞれの流入導線に合わせた工夫をしているそうです
  • それぞれの具体例と、その違いを説明してくださいました

①検索流入メインの記事

参考 MacBook Pro 2018 13インチ レビュー | ゴリミーゴリミー
  • すごく気合を入れる記事。特にアップル関係の新製品の記事など
  • サイドバーもつけず、シングルカラムで長文を書ききる
  • SEOキーワードもしっかり意識して、情報量多め、検索上位を狙う
  • 写真やGIFアニメなどもふんだんに使用(必要な場合)

②SNSでシェアされる記事

参考 iPhone用保護ガラスの違いや選び方が分からないので、業界のベテランメーカーに聞いてきた | ゴリミーゴリミー
  • 商品紹介は交えつつも、それにとどまらず、より付加価値が高いものを目指す(そういった記事がシェアされやすいため)
  • 上記例では、ただ保護ガラスの紹介をするのではなく、そもそも保護ガラスはどうやって選べばよいのか、どんな保護ガラスがあるのか、といった知識を深められる内容になっている
  • 解説しているのは保護ガラスメーカーの担当者の方なので、最後に同社の商品紹介はもちろん登場するが、読者から見て有益な学びがあるのでいやらしくない

③特定のジャンルやクラスターに刺さるもの

参考 Mac初心者に「MacBook Air 2018」が最適だと思う理由 | ゴリミーゴリミー
  • ある一定の読者層を狙ってしっかり記事を書く記事
  • 同じ製品でも、読者層が違えば書く内容、順番も異なるので、同一製品でも複数記事を制作することも可能

④特定のニーズや悩みを解決する記事

参考 家中にワイヤレス充電器を置きまくったら超便利だった | ゴリミーゴリミー
  • ベルキンの製品は多分一杯サンプル提供される
  • さらに、ワイヤレス充電器ってそんなに書くことで差別化できない。「デザイン遜色なく、お値段お手頃で、ACアダプタが付属するのですぐ使える」くらい…
  • そこで、ターゲットを「まだワイヤレス充電器を買ってない人をターゲットにする」ことで差別化を図る=「家中のいろいろなところでのワイヤレス充電器提案」にしてみた=差別化成功!

記事の熱量に合わせて書き方を変えるのがおすすめ

  • ブロガー初心者にむけたメッセージ。「続けるのが大変だ」とよく聞く。でも熱量が違う製品があるのはあたりまえ。前述の「商品レビューの3タイプ」それぞれのポイントはこうなる
  • 知ってほしい:商品が好きすぎる。読了率を意識して、ストーリーを描いて最後まで読ませる
  • 伝えたい:簡潔にわかりやすく書く(長くしてもバレる)
  • 忠告したい:否定的な意見を言うときは理由を明確に。ただぼこぼこじゃだめ。こだわり・立場・ライフスタイルなどをしっかり踏まえたうえで意見すれば受け入れられる

レビュー記事作成:知っておくと便利なテクニック

  • 離脱することを前提にして商品リンクを用意する:流入導線によって、興味関心度の深さはいろいろ。忙しくて最後まで読めない人もいる。さらに、すぐ購入したい人もいる。離脱ポイントに商品購買リンクを貼るのが重要
  • コンバージョンを重視するなら、広告を挿入しない:広告を挟むとコンバージョン率は下がりやすい。もし、しっかりこだわりの記事を書き、確実な購買を狙いたいなら広告は外す
  • 写真は商品単体ではなく、人物が入るとリアリティが出る:サイズ感、雰囲気などがわかりやすくなる
  • 類似商品・競合商品との比較は効果的:納得感・説得力持ちアップ。やりすぎるとうさんくさくなるので控えめに(買わせようとして、当て馬を持ってきている感じがでてしまうから)
  • GIFアニメは効果的:静止画では伝わりにくい情報を、動画と異なりノーアクションで見せられる
  • リピーターを増やすためにはサイトの見た目も重要:カスタマイズ性の低いテーマから、高いテーマに移行することで、視覚的にもこだわりやテーマを印象付けること。サイトのロゴを自作だけでも効果ある

レビュー記事を書き続けるとどうなる?

ゴリミーさんセミナー

  • 勝手に商品が売れていくようになる:全体の記事としての方向性がはっきり出てくるとより加速
  • メーカーに商品提供してもらい、先行してレビューができるようになる。レビューができる商品の幅も広がる(ただし媚は売らないように)
  • 記事広告を受注できるようになる:費用的な制限、時間的制限に余裕ができ、これまでは実現できなかったような内容を盛り込んだ記事の制作が可能になる=さらなる成長に!

ゴリミーさんまとめ:レビューは誰のために書くのか?

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  • 読んで欲しい人のために
  • 読んで欲しい人が役立つように
  • 心を込めて書こう

質疑応答コーナー

ゴリミーさんセミナー

セミナーのあと、質疑応答コーナーがあったのですが、参加者の方からかなり積極的な質問が飛んでいました。ゴリミーさんが、1つ1つ丁寧にお応えになっていたのが印象的でした。

レビューが優等生な感じになってしまうせいか、読後感も薄味で、コンバージョンにが弱いのが悩みです。どうしたらよいでしょうか

読後「ふーん」で終わる記事だと行動が起きない。しっかり、背中を押すような表現を盛り込むと良い。読者も「背中を押してほしい」という気持ちはあるので押しても大丈夫

GIFアニメの使いどころと分量は?

視覚的に動きがあると伝わりやすい・面白いものをGIFアニメ化している。アニメじゃなくても、Before/Afterの2コマアニメもあり。分量は多いとウザいので写真12枚で最大2つとか

情報の網羅性と分量。例えばiPhoneの比較記事の場合、iPhone 6sから? 7から?

全部は追う必要はない。網羅しまくっているいわゆる「Wikipedia記事」になってしまうのも離脱の原因にもなるのであまりよくない。製品の特性を考えて、使用されるサイクルをカバーする。iPhoneの場合「旧製品 vs 新製品比較」は旧製品側のバージョン分作るのいもありかも(旧製品を使い続けるユーザーもいるので)

検索順位狙いの「変なレビュー記事」に負けてしまう…SEO的にはなにか対策をするか?

悩みは非常によくわかる。(ゴリミーさんの印象では)2019年3月の検索アルゴリズムのアップデートは、とりあえずGoogleとして「まずは公式やメディアの情報を上位に位置付ける」としたと思うが、それはやむを得ないと思う。それを踏まえたうえで、可能な限りのリライトを行ったり「〇〇 レビュー」以外の記事などで勝負しようとしている

ゴリミーさんのサイトの製品写真がきれい。機材と撮影環境は?

使用しているカメラはCANON「EOS 5D Mark IV」。レンズは「同EF24-70mm F4L IS USM」。マクロがついているので対象に近寄って撮影できるのが良い。撮影の環境は、黒い背景はアマゾンで900円で買った巨大マウスパッドや、ベニヤ板に百円均一で売っている壁紙を貼った張ったものを使用。自然光やストロボを組み合わせて撮影している。時には動画の制作とかねて、写真スタジオで撮影することも

1記事あたりの制作時間は?

早いもので数時間。写真はRAWで撮影して現像をするので時間がかかる。レビュー記事はせいぜい1日1本。頑張れば2本かけるが厳しい。長いもの(レビューコーナーの記事など)は、2週間かけてじっくり書くものもある

ジャンルやカテゴリーが多岐にわたるが、どういう基準で記事の選択をしている?

基本はあくまでアップル系を基本としたテック系ニュースサイト&製品レビューがメインだが、自分で興味があるものはなんでも書く(サッカーとか)。土日までニュースだと(書いている自分も含めて)固すぎると感じるので、金曜日の晩は食べ物のお店紹介など、バリエーションを持たせることは自分のためでもある

レビュー記事のタイトルのつけ方。わりとシンプルなものが多いようですが。どんな工夫をしているか。熱量を込め方は?

SNS系の流入を狙うものは口語多め。気合の入ったものは、検索を狙って「〇〇 レビュー」で検索上位をがっつり狙う。あまり長いと、逆に認識されなくなってしまうので長くならないようにしている

「楽しく書いて読者に伝わるレビューの書き方」セミナー感想

いやぁ、ゴリミーさんの熱意がこもったとても内容の濃いセミナーでした。ゴリミーさんのサイトは基本的にはニュースサイトであり、そこにコーナーとしての「レビュー」カテゴリーが存在していてそのレビュー記事がものすごい熱量で書かれている、という構造で、ゴリミーさんが長い間着々と蓄積されてきた経験やノウハウが詰まっていることをしっかり学ぶことができました。

先日マクリンさんのセミナーにも参加させていただいたのですが、お二人で同じ事をお話になっている部分もあれば、異なる部分もあります。扱っている製品やお二人のキャラクター、そしてそれが結実している媒体の違いによってアプローチが異なるのは当たり前なのですが、一方で共通しているのは、しっかり読者を意識してコンテンツを開発されている点だと思いました。

そして、今日もありがたいセミナーに参加させていただいたわたくしとしては、やはりただセミナーに参加するだけでなく、何か1つ最低でも、これまでと異なった行動をしてみることが大事だと考えています。セミナーに参加していつも心がけているのは、

  1. 教わったことを、教わったままにせず自分で解釈して何か実行してみること
  2. 実行して気づいたことを言語化して、アウトプットすること

です。何か今日のセミナーをきっかけにして具体的な行動を起こしたいと思います!

そう、ゴリミーさんのサイトは2009年から開始して今年でちょうど10周年なんですね! いろいろ記念のイベントやグッズなども計画されているそうです。そちらも楽しみです。それでは、また!

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