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登山初心者の悩みを救ってくれたサーマラップ
ダイエット後、アウトドアに急に興味がわいてきて、キャンプや登山を楽しんでいます。日帰りもよいですが、なんといっても夕方~夜や早朝の澄んだ山と自然を楽しめるので、山小屋やテント泊もちょっとずつ楽しんでいます。
1年目の昨年は上高地・涸沢ヒュッテ、今年は燕岳・燕山荘と、どちらも人気の小屋ですが、幸いけがもなく、楽しく登山できました。
初心者なので、悩むポイントが無数にあります。登山でも衣食住というカテゴリに整理して考えることが多いのですが、食・住は登山する場所や宿泊場所の選択で、すべてを自分で用意しなくても、ほかに頼れる場合があります。例えば、点在する小屋で水や食事が補給できたり、休憩や宿泊ができたりする場合がそれです。
登山初心者の悩みどころ「なにを着るか」
しかし「衣」は、基本的には自分が持って行ったものしか活用できません。そして、大げさではなく場所によっては生死を分ける場合もあります。
衣類はさらに、ベースレイヤー・ミッドレイヤー・アウターという3分類で組み立てる「レイヤリング」という考え方がありますが、この組み合わせも膨大ですし、なにしろ自然が相手なので、いろいろなケースに備えて準備が必要です。
サラリーマンで「寒いからコートとスーツとネクタイ」「体を動かすと暑いから、半袖シャツとチノパン」がそれぞれ適切・快適だからといって全部持っていく必要はありませんよね。でも、登山の場合、行動しているとき、休憩しているとき、雨が降った時、すくなくともこの3つのケースを、四季に合わせて備えて持っていく必要があります。
特に上りの体温調整は難しい
登山を楽しまれる方ならだれでも経験があると思うのですが、早朝澄んだ空気の中で「さぁ登るぞ!」と登山を開始すると、ものの15分くらいで体が温まってきてアウターが邪魔に感じると思います。実際でも「やっぱ暑い」と言いながらアウターをしまっていらっしゃる登山者の方をよく見かけます。
ふもとで準備している時の体温と、体を動かし始めた時の体温は全く異なるので、正しい生理現象ではあるのですが、特に初心者は登り始めのペースとか登山中の自分の体温の変化などに関する情報が少ないので、体はもっと涼しくなりたいのに、本人はうまく調整できないということが起こります。
カバー範囲の広い「サーマラップジャケット」は初心者の味方です!
ルートやコースタイムや体調管理、水分補給など、ただでさえいろんなことを考えないといけないので、できれば1枚で、着っぱなしでも多少の気温・体温の変化をカバーしてくれる優秀な行動着ってないだろうか…あります! モンベルのサーマラップ ジャケットです。
(モンベル)mont-bell U.L.サーマラップ ジャケット Men’s 1101539 ガンメタル(GM) M
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- メディア: その他
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モンベルは有名なアウトドア総合ブランドで、登山用品を中心に、衣食住でいろいろな製品を開発・販売しているメーカーです。
価格がリーズナブルで、かつユーザーの声を取り入れ、同一製品を長年にわたって改良しているので、まず迷ったらとりあえずモンベル製品を選んでおけば失敗ないと思います。もちろん、デザイン的にも機能的にも優れた製品が山のようにありますが、私の登山の目的は「まず初心者として登山を楽しむこと」なので、金額的にも時間的にも、悩んで登山の機会を逃すよりは、初心者なのでまずモンベルで揃えてしまうのが良いと考えています。その後で、経験に基づいて自分の好みのスタイルを探していけばよいのではないでしょうか。
そして、そのモンベルが販売している行動着の代表が、私が1番おすすめの「サーマラップ ジャケット」です。同じような名前の製品で「サーマラップ パーカ」がありますが、ジャケットとの違いはフードの有無だけです。
私が購入したのは実はこのパーカの方なのですが、選んだ理由はスタイルだけでした。購入して実際に登山で活用してみたのですが、アウターやレインウェアにもフードがついており、ダブルフードがちょっと邪魔に感じました。すごく不便、ということではないのですが、今はジャケットのほうが良いかなと思っています。
(モンベル)mont-bell U.L.サーマラップ パーカ Men’s 1101538 ガンメタル(GM) XL
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
- メディア: その他
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「サーマラップジャケット」の良いところ
透湿性の高い素材とシェルの組み合わせで幅広い体温調整に対応
サーマラップは、触ると特有のざらっとした外側の生地(シェル)の中に、薄い中綿がはいった構造になっています。この中綿は「ストレッチエクセロフト」という透湿性が高く、かつ保温性もある素材で、ベースレイヤーが吸い上げた汗をうまく外部に逃がしつつ、さらに外気の風を防いでくれる効果があります。
本当に風が強い場合、防風性能が高いわけではないので、アウターにウィンドブレーカーやハードシェルを着る必要もでてきますが、春や秋はもちろん、冬も低山であれば登山中はかなり熱くなりますし、山は夏でも早朝は寒かったりするので、4シーズンとも必ず持っていきます。
ストレッチ性が高いので、楽に体を動かせる
登山は、足のスポーツだと思われがちですが、実は上半身も結構使います。特に、ストックを使ったり、岩場や鎖場などを登るときは腕を使いますので、ゴアテックスのシェルなどだとどうしても行動に影響がでてしまいますが、サーマラップは中綿はもちろん、それを包んでいるシェルの伸縮性が高いため、まったくストレスがありません。
実はこれまで登山中、とくに下山時にストックを活用しながらも脚力がなくなったせいで踏ん張りがきかず、しりもちをついたりしています。結構な体制でも敗れたりせず、2シーズン大活躍してくれています。
濡れても暖かい
保温の王様といえばダウンですが、ダウンの欠点として、濡れると中の羽毛のボール形状がつぶれてしまい、保温力が失われてしまう点があります。
エクセロフトの素材は水分を吸収しないので、濡れても保温力に影響がありませんし、かつ速乾性もたかく、さらっとしています。
登山への興味を「好き!」につなげてくれた
どんな趣味でも、せっかく興味をもったとしても実際に体験してみて「楽しい」と実感するには、いろいろ困難がつきまとったりするものです。「こういうことだったのか」とプラス・マイナス両面で1つずつ経験を積むことが後から考えればいい思い出になったり、自分ならではの知識・経験につながったりするのですが、そんな中でもモンベルの「サーマラップ」は私が登山にハマるのをサポートしてくれた大事なグッズです。また、サーマラップを着て山にでかけると思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!