ども、Daveでございます。今日は、先日行われた、「日産車イッキ乗り #日産ブロガー試乗会」というイベントに参加してきましたので、その様子をレポートしたいと思います。
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凄いイベントに参加してきましたよ!
(前略)さて、この度ブロガーの皆さま向けに「日産車イッキ乗り」試乗会を実施することになりましたのでご案内いたします。当日はコンパクトカーの「マーチ」から、超高性能スポーツカー「NISSAN GT-R」、最新の電動化・知能化技術の詰まった「日産リーフ」まで 17種の日産の車をご用意し、それぞれぞれ個性豊かなクルマの数々を実際にご体感いただけます。また、各車種の担当者や開発者、デザイナーに直接ご質問いただけるお時間も設けますので、ご試乗を通して驚いたこと、気になったことを是非お寄せいただければと存じます(後略)
いやいやいや、こんなの参加するに決まってるやん!
平日の開催でしたが、万難を排して参戦してきました。場所は、神奈川県横須賀市にある日産の追浜試験場「GRANDRIVE」です(神奈川県民なのに、追浜は「おっぱま」って読めなくて、そもそもカーナビをセットするのに手間取ったのは秘密です)。
イベント当日は朝10時にGRANDRIVE集合でした。途中道に迷ってギリギリ(実はちょい遅刻)の到着だったのですが、まさにその17車種が勢揃いでお出迎えしてくれていました!
日産の広報の方の説明を聞きながら、試乗車に関する資料を読んでいて思ったのですが、日産って軽からスーパースポーツカーまで、ガソリン車から完全EV車まで、本当に幅広い車を作っているんですね…この時点で、参加が決まったときから悩みに悩んだ試乗候補ががたがた揺らぎましたが、ある問いかけを持って参加したので、初志貫徹で行くことにしました。
私とクルマ
駆け出しブロガーの車への想い、みたいな話なので読み飛ばしていただいて結構です。ただ、今回のブロガーイベントに参加した前後で大きく心境の変化があって、最後にその辺の思いをつらつら書いているので、ちょっと必要かなと思って書いておきます。
実は車を購入したのはつい最近で、2010年からになります。免許は大学生のときに取得していますが、東京で生活していると特に車がなくても困ることはなかったので購入にはいたりませんでした。今はいわゆる「GOLF 7」に乗っていて、年末に5年目の車検を迎えます。
2010年のときは、長く勤務した会社を離れるにあたって、これから旅行とか、趣味のアウトドアとかを楽しむためになにか記念になるものを、と思って購入したのでした(実際は2011年の震災の時、電車が毎日遅れたり、計画停電で通勤がままならない中、夫婦で車を活用できて本当に買ってよかったと思うのですが)。
いずれにせよ、実用重視・堅実性重視でここまできました。振り返れば、最近は車を出すにしても多くて月に2回か3回。維持費や燃料代、家の近所にレンタカー屋さんがあったり、シェアカーステーションがあったりと考えると、5年目の車検は通さず、車を手放すことになるのかなぁとぼんやり考えている中で、このイベントの招待をいただいた、というタイミングでした。
上で「ある問いかけ」とちょっと大げさに書いたのは、いま一度「私は車が好きなのか?」「好きだとしたらどんな車が好きなのか?」を見極めたいと思ったからです。
それは、車そのものだけに限らず、車に乗ることを通じて得られる喜びや楽しさってなんだろう?というのを、今一度確認してみる、ということでした。所有の喜び? 機械を操る楽しさ? どこでもいける自由? 同乗者と過ごす時間? スピード? 車内で楽しむ音楽? 行った先で食べる美味しいもの? 大量の荷物を乗せられるから買い物が便利なこと?…せっかくの機会なので、もう一度、ちょっとそのへんから考えてみたいと思って試乗車選びをしてみました。下の試乗車リストの中で、赤丸の数字のついたものが私が当日試乗させていただいた車とその順番になります。
日産の電動化・知能のビジョン「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現した最先端「①日産リーフ」はマストとして、ターゲット層が若めと思われる「②ジューク」と超高性能スポーツカー「③Nissan GT-R」、軽の「④デイズ ルークス」、そして個人的に今乗っているGOLFに一番近いのではないか、と感じている「⑤ノート e-Power」という組み合わせです。他にも、エルグランドや、シルフィなども乗ってみたかったんですが悩みに悩んでこの5台に絞り込みました。
今思えば、大勢のブロガーを2チームに分けて交互に、すべて同乗者あり・解説および質疑応答ありでGRANDRIVEを1週できるなんて、本当に贅沢な時間ですよね。これを実現してくれた日産の関係者の方にとても感謝しています! さて、試乗本番です!
試乗体験5連発+おまけ!
1台目:日産リーフ(LEAF)
初っ端から驚かされたのが、日産が誇る100%バッテリーEV車、リーフでした。世界で32万台以上販売されているNo.1のEV車であることは間違いないのですが、一方で私がEV車と聞いて想像してしまうのは、いわゆるゴーカート的な「電気自動車」でした。
日産の方から「リーフはぜひ乗ってください!」と言われていたのですが「どうかなぁ…」と思いながら半信半疑で運転席にすわったのは確かです。で、それがどうだったか。視線が低すぎて、車窓が写ってなくて残念なんですが、動画におさめてあります。
当たり前なんですが、まず静粛性と、低速からの分厚いトルクに感動して思わず笑ってしまいました。システム始動時や運転中にもエアコンを切っていただいたのですが、静かなロードノイズが聞こえる本当に車内が静かです。これ、車内の会話を楽しんだり、音楽を聞くのにはすごく良いんじゃないでしょうか。
後半の直線でスピードを出すシーンがあるのですが、アクセルを踏み込みだけで音もなく余裕で100km/hまで到達してしまい、思わず「はえー!」とか言ってます。
このパワーに加えて、1ペダルだけで加速・減速が自由自在に扱える「e-Pedal」の組み合わせ。なんかリーフに乗っていると自分のドライビングテクニックが1段も2段も向上しちゃった気になります。アクセル・ブレーキの踏み替えが不要になる分、微妙なコントロールを行なう余裕が生まれてしまうからなんですかねぇ。
さらに、先進技術の粋を集めた「プロパイロット(ProPILOT)」による安心・安全な走行サポートと、さらに「プロパイロットパーキング(ProPILOT Park)」! 画面で駐車したいスロットを指示するだけで、あとは人差し指1本で方向転換、切り返しから完全な駐車状態に車を操作してくれるのは驚きでした。こちらは公式動画が良いのでこちらをご紹介します。前向き・後ろ向き駐車、さらにCMで紹介されている縦列駐車でさえも!
これ、重要なポイントなんですが、プロパイロットを可能にしているのはモーター駆動車だからという点が大きいんですよね。駐車中は、バックだけじゃなく切り返し時に前進する必要があります。その際に、いわゆるクラッチ操作やギアが存在すると、物理的な操作が必要になりますが、LEAFはパワートレインがモーターなので、回転を逆にするだけでOKなんです!(もちろんもっと複雑な制御がされているのですが)。この特性と、自動ハンドル操作との完全なシンクロで、スムーズかつ正確なパーキングを実現してるんですね。
日産の方の説明をお聞きして「あーインテリジェント モビリティってこういうことか…」と深くうなずいてしまいました。実際、手動でパーキングするよりびったり枠線の中央に、毎回寸分たがわず駐車するのはちょっと感動ものでした。
これ、うちの奥さん喜ぶだろうなー。免許持ってるけど「運転はキライ!」と言ってる理由の多分30%くらいは「駐車」が占めていると思います。
LEAFで私が感じたのは、最新のiPhone XやNintendo Switchを触っているような手触りでした。最新技術を詰め込んであるのに、あくまで全部を機械任せにするのではない。「車を操作する」というユーザーインターフェースの楽しさは残しつつ、雑音、まさにうるさいエンジン音や、ペダルの煩雑な操作、操作ミス、苦手な人も(事故も)多い駐車など、楽しくない部分はできるだけ削除してくれるような、そんな隅々までよく行き届いた車だなぁという印象でした。すごいぞ日産。
いやいやいや、あかんて。一台目でこんなに楽しくなっちゃったら身体が持たないって、と思いながら、2台目の試乗に向かいます。
2台目:ジューク(JUKE)
ジュークは、大人気のコンパクトSUVというカテゴリの車ですね。上でも書いたように、自分とは違う年齢層をターゲットにした車です。今回の試乗車は、そのジュークの中でも、1.6Lターボで4WDの「16GT FOUR」というモデルでした。
こちらの日経トレンディの記事にも詳しく紹介されていますが、
30歳独身の男性で、常にアクティブで。クルマはもちろん、スポーツ、ファッション、グルメ、旅行となんでも主体的。身近な生活グループの中心、ある種のトレンドリーダーだという。服もブランド物は着るが、それにとらわれることはない。自分の感性に従い、縦横無尽に選ぶ。高価なブランド物も、ノンブランド商品も彼の前では等価なのだ。
思ったとおり、年齢層だけじゃなく、ライフスタイルも私と全然違うやないかーい、というペルソナですね。バイクの燃料タンクのような特徴的なセンターコンソール周りがボディカラーと相まってすごくスポーティーに見えます。
スペック的にも、スタイル的にも結構パワフルでやんちゃな感じなのかな、と想像しながら試乗したのですが、このジューク、走りはじめてわかったのは意外にしっかり・落ち着いた味付けなんですね。
とくに、ちょっとスピード高めでコーナーに入ったときに気がついたのですが、さすが4WD。車格はSUVで重心が若干高めながら、するするっと何事もないように曲がってしまいます。この点、不安も感じない反面、ちょっと刺激も少なめに感じてしまったのは、直前に乗ったリーフのインパクトが大きすぎたからでしょうか。
そして、午前中の最後に一度乗ってみたかったマシンについに乗ります。そう、こいつです!
3台目:NISSAN GT-R
試乗車の駐車スペースに歩いているときから、オーラを感じてましたが、近づけば近づくほど…
うわ、なんでしょう、この圧倒的な存在感。 ボディの隅々まで、すべての直線と曲線がデザインしつくされており、どこから見ても・どこを見てもGT-RのDNAをびしびし感じます。
エンジンルームを開けて見せていたきました。中央に見えるのが、GT-Rの心臓部、3.8L V6ツインターボエンジンです!! うおーかっこいい! 570馬力を誇るこの超高性能エンジンはすべて横浜工場で「手組み」で製造しているんですって!
日産横浜工場で働くスタッフ約1,900名のうち、GT-Rのエンジン組み立てに携わることができるのは、わずか5名の「匠」のみだそうです。うわー、そういうの弱いわ。頭の中でスガシカオが「progress」を歌い始めたわ…
ちょっと乗る前から軽く震えがきちゃってますけど、せっかくの機会ですので気合を入れ直して、もうコックピットとしか言いようがないドライバーズシートに身体を滑り込ませます。そして、いざドライブ開始です!
これも、本当に車窓が見えなくて残念なんですが、動画があります。よろしければ、2速 20km/h→6速 100km/hに加速するエンジン音だけでも…(0:43秒~)。
動画内でも言っていますが、驚くべきことにGT-Rすごく乗りやすかったです! ウィークエンドドライバーが乗っても、得られるアウトプットは、最高・最良という化物ぶり。
加速・減速・コーナリングなど、すべての動作において、エンジンから足回りからクラッチからボディ隅々にいたるまで、GT-Rが備えている圧倒的な性能とポテンシャルのおかげで、ドライバーが多少変な操作をしたとしても、意にも介さずベストな結果を叩き出してくれるというモンスターマシンでした…なんだ、ただの神の乗り物か。
特にシフトチェンジのスムーズさ…低速時からのシフトアップの速さにびっくりしました。同乗していただいた方に言われてはじめて気がついたんですが、走りはじめて最初のカーブに40km/hくらいで侵入したとき、もうサクサクっと4速までシフトアップしていたのですが、その間トルクの途切れやシフトアップのショックは全く感じません。
それが100km/hまでの加速時も同様で6速までスーッとシフトアップしています。スルスルっと、というかスーッとです。それでいてドカン!としたパワーを背中に感じつつ、ドライバーになんの不安も与えないという…はっきりいって、今回の試乗では1/10の性能も引き出せてないと思います。
GT-Rを一言で言えば「近所のコンビニにも行ける戦闘機」です。 すべてが緻密で高性能、パイロットが必要とする激しい運動性能にも応えるポテンシャルを備えているにもかかわらず、女性でも初心者でも実は非常に乗りやすいという、本当にユニークな(面白いという意味と、唯一無二という意味の)車でした。なにげに4人乗りなのもポイント高いですよね。でも、GT-Rは後部座席に座るべきクルマじゃないです。いやぁ、良いものに触れました。
さて、 午前中の試乗はこれにて終了、休憩を兼ねてランチをいただきます。そう、このランチで振る舞われたピンチョス(スペイン語で「爪楊枝」や「串」の意味。食材を串に刺して、つまんで食べる料理のこと)がとてもカラフルで素敵だったんですよ!
これ日産の実在する車のカラーリングをモチーフにしたチョイスになってるんですね! 参加していた女性のブロガーの方達からも「キレイすぎて食べるのがもったいない…」とため息が漏れるほどでした。
私は、午後からも気合を入れるために、全種類しっかりいただいちゃいましたが、どれも美味しかったです。こういうアイデアに日産の広報チームのおもてなしの心を感じました。「神は細部に宿る」、ですね。
お腹もいっぱいになりました!そして午後の試乗開始です!
4台目:デイズ ルークス(DAYZ ROOX)
後半戦1台目はデイズです。軽のワンボックスタイプの車ですね。うちは夫婦2人のみなので、例えば機能だけで考えるのであれば、軽という選択肢もありますし、広い空間を持つワンボックスタイプもありかもしれないと考え、選択しました。
名前は似ていますが、デイズとデイズ ルークスはかなり違った車に仕上がっています。
後部から見ると特にわかりやすいと思うのですが、ルークスはデイズよりも全体的にさらに四角く、車高も15.5cmも高いんですね。そのため、「室内高で1.4m」を実現しており、タイヤサイズ27cmの自転車が積み込めちゃいます。特に、後部の電動スライドドアは、ドアノブについているスイッチを押すだけで開閉できるスグレモノです。
着座したときに、これまで試乗してきたクルマとのあまりの景色の違いに思わず笑ってしまいました。たとえば午前中最後に試乗したGT-Rと比べると、あちらが戦闘機のコックピットだとすると、こちらは居心地の良いリビングみたいでした。ただでさえ室内空間が広いのに、Aピラーが垂直に近く立ち上がっていて、フロントガラスまで空間が広がっているのと、視点の高さも相まって、なんか部屋ごと移動しているようなそんな印象を受けました。あきらかに、違ったドライブ体験でした。
それでいて「エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「アラウンドビューモニター」「ハイビームアシスト」など、しっかり安全装備も備えているという安心感。これ、家族でいろんなものを積み込んで、ダッシュボードにもおもちゃやお菓子や楽しいものを構わずどさどさ広げて、パーティみたいに賑やかにドライブしたら楽しいだろうなー、デイズ ルークスの車内が一家団欒のメイン会場になっちゃうなー、と思わせてくれました。同じクルマなのに、こうも違うものなんですねぇ…
5台目:ノート e-Power MEDALIST
そして、最後は本命のNOTEです。NOTEはe-Power=パワートレインは完全にモーターを採用していながら、発電用にガソリンエンジンを搭載しているという車です。災害時などを考えても、充電ステーションが復旧するより、ガソリンの調達のほうが容易でしょうし、発電した電力は非常用電源としても活用できます。e-Pedalではないですが、ワンペダルドライブも実現しています。
MEDALISTは、さらに「オートライト」「アラウンドビューモニター」「ディスプレー付きルームミラー(アラウンドビューモニターを表示)」「本革巻きステアリング」「ヒーター付きドアミラー」「外気温度計」などなどを盛り込んだ上級グレードになっています。
本命、といったのは現在乗っているGOLF 7の後継として乗り換えるならという意味です。そこで、頭を一旦これまで試乗した日産車から、愛車のGOLF 7の操作感に切り替えて試乗しました。
結論から言うと感想は「良い。けどあんまり代わり映えがしない」というものでした。私がGOLF 7で大好きな理由は、しっかりした硬さとしなやかさを兼ね備えた足回り、ボディの剛性感、ダウンサイジングターボエンジンの余裕あるパワーなどです。それらは、このNoteでも高いレベルで実現されていますし、なにより燃費はGOLFより断然良いです。しかし、実際に乗り換えるほどのインパクトがあったか、というとそこまでは感じませんでした。想像と、体験は違うんだなぁ…5台も試乗させてもらって、なんか逆に全然わからなくなっちゃったなぁ…ともやもやしている間に、救いの手が!
最後にもう1台:フェアレディZ
広報の方から「どうしてもあと1台試乗してみたいという車があったら!」というありがたいお申し出がありました。
イベント前に悩みに悩んで選んだ5台とは違い、短時間で結論をださなければならなかったのですが、なぜか今回はすぐに決めることができました。
「Zに乗りたい!」そう、私の6台目のチョイスはフェアレディZでした。日本を代表するスポーツカーであり、初代は私と同じ1969年生まれです(今回の試乗モデルは2008年発売開始の6代目 Z34型)。
ロングノーズ・ショートデッキで、ドライバーが前後のホイールのちょうど真ん中に座るというデザインが特徴的ですね。
このZは、3.7リッターの大排気量自然吸気(NA)エンジンを積んでいます。
Zの試乗を開始するとき、即決した割に自分はなんで最後にフェアレディZに乗りたかったのかを考えながら走り出したのですが、コース後半のロングストレートで100km/hを軽々と叩き出したときに、頭の中で「ぱかっ!」と何かが開いたような感じがして、しっかりと、はっきりと理解したことがありました。それは、
あ、私はクルマに「親友」を求めているんだ…
ということでした。なんじゃそりゃ!?と思われるかもしれませんが、最後の最後で心の声に気がついてしまったんですよね…多少癖があっても、しっかり自分を持っているヤツ。本当に仲良くなる=人生を楽しくドライブするには、こちらの本音も、相手の本音もぶつけ合う。そうしないと長くは続かないし、どこかに歪みがでてしまう。そんな個性が強くても、他には代えがたいパートナーを、少なくとも今の時点では欲しており、多分それが非常に優等生で、スマートで火の付け所がないGOLF 7への不満として感じていたということに気がついたのでした。
そして、それは自分の性格を振り返ることにも通じています。人との衝突を避け、良い人であること、人に迷惑をかけないことを良しとして歩んできた人生ですが、もう私もフェアレディZ初代と同じ49才、来年は50の大台です。もうちょっとわがままに、自分を出していってもいいのかな、そういう車選びもありなのかな、と短い時間の中で振り返っていました。あるいはもしかしたら、自分は買われないので、自分にないものを、クルマに求めているのかもしれませんが。
高い買い物ですし、冒険せず、知らずのうちに自分に似たクルマを選んでいたのかも知れませんね。みなさんは、もっといろいろ考えて車選びをしているんでしょうか。
そんなことをつらつらと考えながら、最終コーナーに向かって車線変更する時、サイドミラーで今通り過ぎたばかりのロングストレートをちらっと振り返ったら、フェアレディZのスポーツ選手の脚の筋肉のように盛り上がって張り出したリアフェンダーが目に入って、思わずにやにやしてしまいました。
そう、そんなことを考えながら、イベントのすべての試乗を終えたのでした。
私が感じた「ブロガー試乗会」と「日産のクルマづくり」
ブロガーイベントとして考えた時、多分私がメーカー担当者だったら今イチオシの「ニッサン インテリジェント モビリティ」関連の車だけを試乗してもらうと思います。
でも、今回は車格もパワートレインもメインターゲットも全く異なる、17車種もの試乗車を用意していただきました。そして、試乗を待っている間も、試乗中もどんな質問にもお答えいただけました。
「日産がやらなくて、ほかに誰がやる。」これって自社に置き換えて考えたら、凄いことですよね。経済合理性や将来性だけを考えたら、EVに全て切り替わっていくであろうこのタイミングで、まさに、日産が今それを実践している、ということを実感・体感できたイベントでした。
今回のイベントを通じて、クルマについて、自分としっかり対話する機会をいただきました。また「今の自分がクルマに求めているもの」をはっきりさせることができたので、本当に実りの多いイベントになりました。関係者のみなさま感謝です!
最後に、素敵なお土産(赤いバッグ、くまのぬいぐるみ、ストラップと美味しいマカロン)をいただき、Golfと対話しながら家路につきましたが、ストラップは早速妻にとられ、マカロンはお互いの胃の中に…美味しかったです!
さて、今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。もし気に入っていただいたらポチッと読者登録していただけると嬉しいです。それでは、また!