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「日産ヘリテージコレクション」記録と記憶がいっぱい詰まった場所 #日産あんばさだー

日産ヘリテージコレクション

「日産ヘリテージコレクション」見学ツアーに参加してきました!

ども、Daveでございます。先日 #日産あんばさだー のイベントに参加して、日産ヘリテージコレクションを訪問させていただきました。同施設は、日産の1930年代から2000年代の生産車やモータースポーツ車両の数々、約400台の記念車を展示しているというものすごい場所なんです。

日産ヘリテージコレクション

日産ヘリテージコレクション

ツアーコースが組まれていて、上記の写真のように、1930年代から2000年台まで、それぞれの時代に製造されたクルマのすぐ目の前を歩きながら、日産の歴史をたどれるようになっています。

ダットサン12型フェートン 1933年 12型

まさに、1933年に日産自動車が創業してダットサンを生み出し、戦後まもなくプリンス自動車工業(たま電気自動車から改名)を合併【技術の日産】として自動車とともに進化してきた様を、そのクルマそのものを見ながらたどれるというのはほんとに味わい深かったです。

ダットサン消防車 1950年 F4146

ダットサンエンブレム

私は1969年生まれで、家には車がない時代が長かったのであまりなじみのないクルマも多かったのですが、その中でも気になったクルマたちを写真メインで紹介してみたいと思います。

「たま電気自動車 E4S-47 I」かわいい&先進的

たま電気自動車 1947年 S4S-47-1

ダットサンの名車たちをさらっと行き過ぎてしまって恐縮なのですが、ヘリテージコレクションで初めにかなり驚いたのがこのかわいらしい電気自動車です。プリンス自動車工業の前身となる「たま電気自動車 E4S-47 I」です。立川飛行機(以前の石川島飛行機製作所)が燃料事情の悪さから開発したのが、このバッテリー搭載式の電気自動車なんですね。

たま電気自動車 1947年 S4S-47-1

ボディの下にしっかりとバッテリーが見えます。これを横にスライドさせて、取り外し、充電済みのバッテリーと交換するというシステムを採用しています。

たま電気自動車 1947年 S4S-47-1

車体の下に装着しているバッテリーのおかげで、かなりフロアが高めで乗りにくい感じですが、シンプルなコックピット周りがすごくかっこよかったです。この後、朝鮮戦争の勃発でバッテリーに必要な鉛の価格が高騰してしまい、ガソリン車へのシフトを余儀なくされるんですね。

「プリンスセダン AISH-2型」素晴らしい逸話を持った車

プリンスセダン AISH-2型

こちらは「プリンスセダン AISH-2型」です。1952年に、当時の皇太子明仁親王が立太子礼を行うことからこれを記念して「プリンス」と命名。

東京・日比谷公園で開かれた「第1 回全日本自動車ショウ」(後の東京モーターショー)に出展され、ショー会場で皇太子殿下の目にとまったことで、ご購入の運びとなったという瓢箪から駒のような逸話を持つクルマです。それも、こちらはその実際のクルマが展示されているという!

プリンスセダン 1954年 AISH-2型

プリンスセダン 1954年 AISH-2型

このエンブレム、飛行機メーカーとしての創業に由来した、飛行機のモチーフかとおもったら、飛行機ではなくて「とびうお」なんだそうです。

ここだけ空気感が変わるくらい美しい「プリンススカイラインスポーツクーペ」

プリンススカイラインスポーツクーペ トリノショー出品車 1960年 BLRA-3型

ゆっくり歩いていて、ひときわデザインが美しいスカイラインが目に飛び込んできました。「プリンススカイラインスポーツクーペ トリノショー出品車 1960年 BLRA-3型」です。

プリンススカイラインスポーツクーペ トリノショー出品車 1960年 BLRA-3型

イタリアのカーデザイナー、ジョヴァンニ・ミケロッティの手によるモデル…海外デザイナーによる、日本初の市販車のもととなった、1960年トリノ国際自動車ショー出展車ですね。

技術の粋を集めたスーパースポーツカー「スカイライン 2000GT-R」

スカイライン2000GT-R 1969年 PGC10型

プリンス自動車工業と日産自動車が合併後、1969(昭和44)年2月に、日産の技術の粋を集めた「スカイライン2000GT-R」が誕生。プロトタイプレーシングカー「R380」のエンジンを市販車用に再設計、量産車として世界初の4バルブDOHCエンジンを搭載したモンスターマシンです。発売直後の「JAFグランプリ」でいきなり優勝、その後も1972年(昭和47年)10 月のワークス活動休止までに通算52 勝とう大記録を達成したモデルです。

スカイライン2000GT-R 1969年 PGC10型

こちらの「スカイライン2000GT-R」が私と同じ生まれ年だとすると、ずいぶん経ったあとのこの次のモデルが個人的に甘酸っぱい思い出が一杯つまった車なんですよね…

「シルビアK’s タイプS S14」想い出は想い出のままで

シルビアK's タイプS 1994年 S14

日産ヘリテージコレクションのサイトの方には5台目シルビアのK’s S13型が掲載されていて、私の想い出は多分そちらのモデルの方なんですが、まぁ見た瞬間に当時の想いでがよみがえってクルマの前で立ち止まってしまいました。

大学さぼりまくりで池袋のMac販売店でのバイトに明け暮れ、たまたまバイト先の友人に誘われて入社した出版社。学生気分も抜けないまま、同期20人くらいと親元を離れてワンルームタイプの寮生活。まぁ、私なんかでもいろいろありました。いまだに当時のことを思い返すと胸がキュっとしますが、そんな想い出があるだけ、ほんとありがたいなぁと思います。

日産ヘリテージコレクション:フォトコレクション

ここまでで紹介したクルマ以外にもばしばし写真を撮影しましたので、ぜひチェックしてみてください!

ニッサンエスカルゴ 1989年 G20

ケンメリ

日産ヘリテージコレクション

マーチスーパーシルエット 1982年 K10

マーチスーパーシルエット 1982年 K10

日産ヘリテージコレクション

日産ヘリテージコレクション

ニッサンR390GT1 ルマン24時間 総合3位 1998年 R390型

スカイラインGT-R NISMO BNR32型 1990年 BNR32型

スカイラインGT-R VスペックBNR33型 1997年 BCNR33型

セドリックシーマタイプIIリミテッド 1988年 FPY31型

インフィニティQ45 1991年 G50型

日産ヘリテージコレクション

ヘリテージコレクションの楽しみ方とは

多分、日産車とそれぞれの方の関りっていろいろな形があると思うんです。「家族のだれかが乗っていた」「自分が昔乗っていた」みたいな直接的なかかわりはもちろん、「モータースポーツが好きだった」「当時のCMを見てあこがれていた」などの間接的な関りまで。

日産ヘリテージコレクション

実は、シルビア K’sの前に立つまで、先程の想い出は完全に忘れていました。忘れていたというか、記憶の片隅で眠っていたというか。いろいろな展示車を見ているうちに、そんな記憶がよみがえる方もいるかもしれませんし、ご自身は記憶がなくても、ご両親や、ご両親が子供の頃、など世代を超えてかかわりがあるかもしれません。

ヘリテージコレクションは一般の方でも見学できる、予約形式のツアーコースが用意されています。

日産ヘリテージコレクション

我々も日産の方にガイドしていただきながら見学させていただいたのですが、アテンドいただいた方は本当に日産のクルマが好きで、思い入れたっぷりにそれぞれのクルマにまつわるストーリーを語ってくださるので、とっても楽しかったです。

日産ヘリテージコレクション

クルマに関する説明は、非常に詳しいボードが用意されているのでそれを見ればわかるのですが、日産のガイドの方からは当時の社会背景、日産の技術者の方たちの苦労などボードに無い情報、またこのクルマやここで培われた技術がその後どのように発展・継承されていくか、といったことまで詳細に説明していただけます。

日産ヘリテージコレクション

あまりに面白かったので、「ダットサン編」「電気自動車編」「フェアレディ編」「スカイライン編」「レーシングスポーツ編」「901活動編」などなど、正直それをそのままビデオにして販売したらいいのに、と思ってしまうようなお話を伺うことができました。

日産ヘリテージコレクション

往年の名車から、グループCカーまでが一堂に会する場所。こんなところ他にないですよね…

日産ヘリテージコレクション

前回のはたらくクルマ編に続き、また貴重な経験をさせていただきました。

日産ヘリテージコレクション

※写真はライターの武者 良太さんと、こちらのイベントを企画された日産自動車 日本事業 広報渉外部の鵜飼 春菜(うがい はるな)さんです。武者さんのハマり具合も見事ですが、鵜飼さんの気合の入った衣装も素敵でございます。今回もありがとうございました! 楽しかったです!

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