ども、Daveでございます。たまには「はてなブログ」の【今週のお題】にそってブログを書いてみたいと思います。
というのも、今回のテーマが「修学旅行の思い出」だからなんですよね。私は、中学のときに東京から福井県・敦賀市に引っ越したんですが、もしそのまま東京にいれば修学旅行は京都でした。でも、修学旅行の前に敦賀に引っ越してしまったので修学旅行の行き先はなんとつい半年まで住んでいた東京でした。
東京では、今振り返ってもちょっとお調子者の人気キャラで通っており、なんとなく何も考えずに大きな挫折もせず、楽しく中学校生活を送っていました。そんな中で親の転勤に伴う福井県・敦賀市への引っ越し。東京からきた、ということでまた敦賀の中学校でも人気者になっちゃうかな、モテちゃうんじゃないかなとか、いま考えると赤面するようなことを考えていた私の眼の前には厳しい現実が待ち受けていました…
でも、いくら中学生だって、バレますよね、ちょっと小馬鹿にしている態度とか、上から目線の物言いとか。まぁ勉強やスポーツや容姿が飛び抜けているわけでもないのにそんな感じだったんですから、なおさらです。結果的に友達もできず、無視もされましたし、時には東京弁を話すということでいじめられたりもしていました。
そんな中、修学旅行は否応なくやってきます。楽しみだった京都には行けませんでした。それだけでなく行き先も小学生の社会科見学ですでに行ったことがあった東京タワーとか浅草とか…
それでも参加しないという選択肢はなかったので、それなりに自分でテンションを上げて参加したと思うのですが、なんと新幹線の中でおこづかいの入ったお財布を落としてしまうという…。まぁ悪いときには悪い事が重なるものですね。
まぁ~それは最悪の気分でした。絶望的な気分で、財布をなくしたことを母親に報告したところ、東京に住んでいる母方の祖母に連絡をしてくれ、その晩に祖母が宿泊先の旅館に訪ねて来てくれてお小遣いを渡してくれました。
今だったら、多分見知らぬ土地に馴染んでいない事がばればれの息子の、修学旅行での事件に対する母親の心配とか、それに応えてわざわざ旅館に足を運んでくれた祖母の気持ちも、本当にありがたいし感謝・感謝です。
でも、はじめての挫折、なにをやってもうまくいかず、反抗期まっさかりな当時の私は、非常にそっけない態度で祖母に接してしまったのでした(悲)。「修学旅行の思い出」というテーマを見たとき、そのときの「後悔の念」を真っ先に思い出しました。
おばあちゃん、ごめんなさい。そしてあのときはありがとう。本当は、友達もいないのに「友達待ってるからもう行くね」って嘘ついて、素っ気ない態度で部屋に戻っちゃったけど、旅館の玄関でおばあちゃんの顔を見たときはすごく安心したんだよ。
修学旅行が終わり、またいつしか福井弁がスムーズに口から出るようになった頃、ぽつぽつと友達ができるようになりました。でも敦賀での生活も楽しくなってきたのもつかの間、今度は親元から離れ、1人親戚の家にお世話になりながら、東京の高校に通うことになります。まぁ、これもいろいろあったのですがまた別の機会に。
いま考えると、私の人生においてしっかりと挫折を味わったのが今回のテーマの中学校時代の修学旅行の時期でした。しょっぱいことばかりの季節だったのですが、同時に今苦しいながらも振り返ってみると、あの挫折は、私に必要な痛みだったんだな、と思えるようになっています。
みなさんは、もっと楽しい、甘酸っぱい修学旅行を経験されているんでしょうか。そうだったら嬉しいです! でも、そうでない人も、なにかそこに意味を見い出していらっしゃるといいな、と願っています。それでは、また!