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TGIF!今週もなんとか金曜日を迎えることができました。週末にモニターをやらせてもらっているALIENWAREのマシンのセットアップ(実はそれに合わせて模様替えまで…)を行ったり、火曜日に福岡日帰り出張だったり、なんだかんだで忙しい周でした。デイビッドのキャンプでございます。今日は、おナスの話です。
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人類にはなぜナスが必要なのか
いつも物欲の耐えない私ですが、動画撮影用のカメラ機器やゲーム、ガジェットにならんでPC関連はいつも何かが気になっております。煩悩の塊なので、いつも「買いたい理由が値段なら買うな、買わない理由が値段なら買え」という金言を旨に、衝動を抑えていますし、買うとなっても吐くまで悩むことにしています。そのうち、悩み過ぎてちょっとおかしくなってきて、買った後のことを夢に観たりするんですが、そうなったら買って良いんだな、と判断しています。まったく人におすすめできない買い物方法ですが…
さて、そんな悩みに悩んで購入したのがNASでございます。NASとは、ネットワークアタッチトストレージ (Network Attached Storage) の略で、ネットワーク経由で接続しているでかいハードディスクみたいなものですね。NASは記憶媒体としてだけでなく、その上でいろいろなサービスやアプリケーションを走らせることで、外付けHDDをPCに装着する以上の機能を備えてたりするのですが、一番シンプルなメリットは「でかいハードディスク」です。

なんでそんな大きいハードディスクが必要か、というと、ブログ用の写真撮影や4K動画の編集なんかをやっていると、ハードディスクがガンガン減っていっちゃうんですよね。今使っているパソコンの起動ディスクは250GBのSSDでほとんど起動ディスク、もう1台のHDDは2TBですがこれももうパンパンです。
いろいろネットで調べてみると、QNAPという会社やSynologyという会社のNASが有名で、特にSynologyのNASが使いやすくて評判良さそうでした。以前からチェックしていたのですが、NTT-X Storeで、なんとAmazonで18,000円くらいで販売されている、Synology DS-216Jモデルが12,980円で特価販売されていたので、ついに決断しました。「初心者でも簡単」とレビューが付いていますが、本当にそうなのかチェックしてみました。
まずはハードディスクを装着・設置

白っ! ちなみに読み方は「シノロジー」でいいんですよね?

同梱物は電源アダプタ、イーサネットケーブルと2種類のネジだけでした。箱もかるっかるです。

さっそくハードディスクを装着します。片側のケースをぐいっとずらすと、こんな風に2つのコネクタが見えます。ここにハードディスクを指せばいいんですね。でも、NASって結構中身すかすかなんですねぇ。

で、今回購入したのはTOSHIBAの「DT01ACA300」という、3TBのタイプを2台購入しました。合わせて6TB分です。メモリやグラフィックボードは価格上がっていますが、HDDはしっかり値下がりしてくれて嬉しいです。1台7,500円だったので、2台で15,000円でした。結局合計で、NAS本体とHDD2台合計で約27,000円の出費となりました。

さっそく取り付けます。取り付けと行っても、HDDのコネクタの向きを合わせて「すっ」と差し込むだけですね。

差し込んだら、サイドをそれぞれ右4箇所、左4箇所ネジ止めします。

ガワをもとに戻し、さらに上下のネジを締めます。このネジが硬かった!
設定編!使い始めるまでが簡単すぎる…
電源アダプタとイーサネットを接続して電源オン! Webブラウザーから指定のURLを入力するだけで、簡単に接続できました。この初回の接続の時に専用のアプリやツールが必要なNASもあるみたいなので、この手軽さはいきなり感心しました。

ハードディスクは殻なので、そこにDSMという、SynologyのNAS監理用のソフトウェアパッケージをインストールします。

そのうえで、このNASの名前や管理者となるユーザーのアカウントを作成します。これも簡単ですね。

SynologyのNASの醍醐味である、QuickConnectを設定します。ここで作成したURLとアカウント情報を入力するだけで、家の外のからWebブラウザ経由や、スマホアプリ経由でNASのデータにいつでもアクセスできます。これ、凄くないですか? 普通は、固定IPの設定とか、ポートの設定とか結構専門的な知識と作業が必要なんですよね…でもSynologyだったらQuickConnectを設定するだけ!です。

ん?容量が半分しかないよ?
セットアップも一通り完了して、DSMが起動、Synology推奨のアプリケーションをさくさくインストールしていました。

でも、ここで大きな問題に気が付きます。そう、3TB x 2台を装着してあるので、管理ソフトなどの容量は覗いても、6TB近くはディスクスペースがあってもおかしくないのですが、3TBしか見えません。

ネットでいろいろ検索したら、DS-216Jは2台ハードディスクを装着した場合、デフォルトでSHR(Synology Hybrid RAID)という、容量が異なるハードディスクでも2台のハードディスクを1台にまとめて管理して相互にバックアップを行う仕組みで監理されてしまうことがわかりました。いわゆるRAID 1の特殊版のような状態です。
今回はバックアップは取らずに、そのまま3TB x 2 = 6TBを使用したいので、「SHR」の設定を「RAID 0」に変更しなければなりません。一度、SHRでマウントされてしまうと、そのままRAID 0に変更しなければならないので、削除した後で、新規に作成するというステップが必要でした。
怒涛のリカバリ…でもちょっと不親切かも
ここまではわかったのですが、削除しようとするとアプリケーションが動作中はマウントを解除・削除できない、というメッセージが表示されたので、
- 起動しているアプリケーションを1つ1つ「停止」する
- ボリュームを削除する
- RAID 0のボリュームを作成する
という3ステップを踏む必要があることがわかりました。

この辺は、ちょっと初心者には厳しいんじゃないかと思うので、初回アクセス時に、まずどんなボリュームを作成するのかを選択できると良いと思いました。
ともかくも、アプリケーションも全て停止したので、DMSの「ストレージマネージャ」を起動し、「削除」をクリックします。

削除した後、改めて作成します。下記の画面で「カスタマイズ」を選択してください。

次の画面で「RAID 0」を選択しします。

やっとこれで、6TBをフルに使用することができるようになりました。先程一時停止していたアプリケーションを再度起動しなおし、共有フォルダも整備してひとまず完成!です。

下記は、PlayStation 4の「メディアプレーヤー」で「Synology」を接続した画面です。

ちょっと中身はお見せできませんが、NASにコピーしたビデオや音楽や写真などを、リビングのテレビでのんびり楽しむことができるようになりました!
便利なアプリも一杯。高機能おナス恐るべし…
ここまではトラブルシューティングを入れても箱から取り出して1時間で望んだ形で使用開始ができたのは凄いと思います。これ以外にも、もちろん様々な機能がアプリという形で用意されています。
オーディオファイルをNAS上で監理することで、どこからでも曲が聴けるようになる「iTunes Server」とか、DropBoxやOneDriveと連携するクラウドバックアップツール「Cloud Sync」など、便利そうなアプリケーション満載なので、いろいろチェックしてみたいと思います。

ちょっと初心者に不親切な設定はありましたが、それ以外は看板に偽りなし、の使いやすいNASだと思いました。ハードディスクの容量で困っている方や、外出先からも安全・簡単に必要なデータにアクセスしたい人などにおすすめです。それでは、また!