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KENWOODの最新ドライブレコーダー「DRV-830」レビュー(実機撮影動画あり)

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先週、KENWOODさんのブロガー向け新製品説明会に参加してきました。 そこでは、最新の2018年版カーナビ「彩速ナビ」を体験させていただきました。

でも、同イベントでご説明いただいたのは、カーナビだけじゃなくて同社のドライブレコーダー「DRV-830」もご紹介がありました。カーナビは現地体験のみだったのですが、なんとドライブレコーダーはモニター企画もあったので、早速車に取り付けてみました。

WQHD対応のドライブレコーダー…WQHDって何?

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製品のパッケージはこんな感じです。左上の方にWide Quad High Definition(WQHD)マークが光っている本製品ですが、WQHDの解像度って2560×1440ドットもあるんですよね。いわゆる4K(3840×2160)が、フルハイビジョン(1920×1080)の縦横をそれぞれ2倍ずつにしたので、4Kと呼ばれているのに対して、通常のハイビジョン(1280×720)をそれぞれ2倍ずつにしたのでQuad HD(ワイド画面なのでWが頭につく)という呼び方になっているようです。4Kに準じて、3K解像度とも呼ばれるみたいです。

高画質だけじゃないDRV-830ならではの特徴3つ

画質は最重要項目だと思いますが、DRV-830は他にもドラレコとして非常によく考えられた機能を備えています。

  • HDR(ハイダイナミックレンジ)に全記録モードで対応:明るい所から暗い所、またその逆のケース、例えば日中のトンネルなどのシーン、普通のカメラだと、調整がかかるまでに白飛びや黒つぶれが発生してしまいますが、HDRのお蔭でそういった厳しい明るさの変化でも階調を残し、記録できるようになっています
  • SDカードダブルスロット搭載:SDカードスロットを2枚搭載することで、安価なmicroSDXCカードを2枚指すことで、長時間録画を可能にしています。
  • 運転支援機能:前の車との車間が急激に狭くなったり(急停止)、逆にこちらが停止中に車間が大きく開き始めたり(発進遅れ)、レーン逸脱などの警告に加えて、連続長時間運転の警告やGセンサーと連動したエコドライブの推進などをしてくれます

高画質化と価格のバランスを追求した製品

私が印象に残ったのは、WQHD=3Kという画質の選択と価格設定です。GoProなどアクションカメラだと、4K30p対応のものも出てきていますし、実際Amazonだと、安くて4K対応をうたう商品があるのも事実です。

その点も質問してみた所、KENWOODの方には非常に明確にご回答いただきました。ドラレコの場合、アクションカムと違って連続書き込みが基本であること、また最高で50度前後まで気温が上昇するような過酷な環境での動作には、高耐久性のSDカードが必要になるため、高画質化・高容量化と、価格のバランスの見極めが必要な中で、業界最高の3K対応製品を開発できた、とのことでした。

ちなみにオプション(別売)になりますが非常に耐久性の高いpSLC方式のフラッシュメモリを搭載したSDカードもラインアップされています。SDカードに使用されているフラッシュメモリの形式として一般的なのは「TLC方式」がありますが、それより10倍高耐久性を持つ「MLC方式」の更に10倍の耐久性能を持つのがpSLC方式のSDカードです。この辺は、映像・音響技術とカーアクセサリーを両方追求しているさすがJVCケンウッドならではのラインアップだと思います。

パッケージを開封します

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パッケージに同梱されていたのは、説明書、保証書の他に、ドラレコ本体、フロントガラスへの取り付けブラケット、シガーソケット用電源ケーブル、16GBのMicroSDカード(マウンタ付き)です。

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本体を正面からみたところです。取り付けブラケットに差し込むだけなので、後で設置シーンがありますが、非常に簡単でした。本体中央のカメラが非常にカッコいいですね。

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DRV-830Vは、SDカードを2枚同時に挿して使用できるのも特徴です。基本的には、上部のスロット1がメインで、それが満杯になるとスロット2にSDカードが挿入されている場合、そちらにリレー形式で記録を行うということでした。スロット2のみでの運用はできないそうです。

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本体右側には、3つのボタンがあります。液晶はタッチパネルではないので、このボタンを駆使して操作するのですが、上と下のボタンで項目移動、中央のボタンで選択・決定というものなので、非常にわかりやすくすぐに慣れました。

設置~取り付け順序にはちょっと注意が必要です

まず、DRV-830の取り付けブラケットをフロントガラスに接着します。

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両面テープの保護シートを外して、ペタッと貼り付けるだけで、直後からかなりの接着力を発揮してくれます。これ、私はブラケットだけを先に取り付けましたが、向きを間違えたりすると悲惨なことになるのと、この状態でドラレコを差し込むのもちょっと戸惑う可能性があるので、ドラレコにブラケットを付けた状態で貼り付けることをおすすめします。

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その場合は、特にですが電源を差し込んで置くことを忘れずに。ドラレコ上部左側に、脱着防止カバーをあるので、それを空けた状態で電源を差し込み、カバーで固定する形になります。文字で書くと長いですが、あっという間に設置完了しました。

初期設定もサクサクと

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電子水準器でドラレコの左右方向・上下方向の傾きを調整しているところです。というか、基本的にドラレコとしての役目を果たしてもらうには、これで準備完了です!

でも、追加して細かい設定を行うことも可能です。まずは、DRV-830の機能の1つ、運転支援機能の検出範囲を設定します。

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ドラレコのカメラににうつる水平線の、下に映り込むボンネットの範囲で指定することで、例えば前の車が急に接近した場合や、逆に前の車が移動したのに自分が移動していない出発遅れを教えてくれたり、またレーンを逸脱しそうになった場合に警告するなどの各種運転支援機能を備えています。

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録画の解像度も指定できます。せっかくなので、最大の2560×1440を選択しました。

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DRV-830では、通常モードだと1秒間に27コマ撮影することで、なめらかな動画を記録することができるのですが、あえて低いフレームレート、例えば1秒間に9コマとか、3コマしか記録しないことで、動画はぱらぱら再生になりますが、限りあるSDカード容量でも記録時間を伸ばすことができます。今日はテストなので通常フレームレートで記録してみます。

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これで撮影開始ですデフォルトで、車のアクセサリ電源のオンオフに連動して記録開始・停止がされるので、何も気にせず使用することができます。

実写での撮影データはこんな感じ!

まずは、実機での撮影動画をご参照ください。3K高画質記録により、高精細な動画記録が可能ですが、プライバシーに配慮して、ナンバープレートを判読できるシーンはカットしています。ちなみに、本動画および写真について色補正などは行っていません。

動画だけだとわかりにくいかもしれませんので、下記の2枚の写真でご確認ください。まずこちらが日中での撮影の1コマです。非常に高精細に記録できているのがおわかりになると思います。

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個人情報保護のために、前の車はもちろんですが、右車線の車、そしてその前の車のナンバープレートにモザイクを施していますが、実際の動画では、4K表示可能なディスプレイだと左右の車のナンバーは非常に鮮明に読み取れるくらいきれいに撮影されていました。

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一方、こちらは別のシーンになります。外出が昼間だったので、こちらは夜間のシーンはなく、こちらはアクアラインを通った時の1コマになります。比較的暗めの環境でナンバープレートはもちろん、道路標識、アクアラインの壁のテクスチャまで、こちらも高精細に描画されていることがおわかりになると思います。

※フロントガラスの清掃をしてなかったので、ちょっとその分割り引かれている感じがしました…次回はベストな環境で、ぜひ。

まとめ・感想

今日は、まず設置と簡単な設定だけで、本製品が最大でどのくらいのクオリティの動画が記録できるかを確認してみました。

感想としては、以前使っていた安価なドラレコと比較して、高画質化がもたらす安心感は想像以上だな、と思いました。非常に高精細に、ありのままを記録してくれるので、なにかがあった時の保険としては必須の装備だと思います。もちろん、周囲の車だけではなく、自分の車の運転状況なども全て記録されますし、新搭載のエコドライブ支援機能なども合わせて、より積極的にKENWOODの考えるカーエレクトロニクスのあるべき姿を打ち出した製品だと感じました。

一方で、設置が非常に楽だったのも助かりました。簡単かつ短時間でしっかり接着する取付ブラケット、電子水準器による正しい設置角度の確認、初期設定ガイド機能など、マニュアルを細かく読むことなしに、最良の結果に最短の準備でたどり着ける、これは複雑になりがちな家電製品・カーアクセサリーが多い中、利用者の事をよく考えて作られた製品だと感心しています。

 今週はテストドライブによるテスト撮影だったので、また長時間外出する際に、追加のレビューをしてみたいと思います。特に、KENWOOD純正のデータレビュワーである、「DRIVE REVIEWER」を使用すると、撮影した映像とGPSを組み合わせた表現なども可能になるみたいなので、ちょっと楽しみにしています。

それでは、また!

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