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XGIMI HORIZONプロジェクターレビュー:最新の自動補正機能でどこでもベストな映像を実現

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ども、デイブでございます。今日は、XGIMIジミー HORIZONホライズンという、フルHD対応の高画質プロジェクターのレビューです。

在宅勤務や外出自粛で自宅にいる機会が多くなり、大画面で迫力ある映像を楽しみたい!という欲求が高まってます。でも大画面テレビはまぁ65インチくらいが現実的なレベルだと思いますが、プロジェクターって100インチ、200インチも当たり前なんですよね。

最近のモデルはコンパクトで静か、さらにただのプロジェクターではなくて、Android TVを内蔵して映像・音楽配信系のサービスも楽しめるモデルが登場しています。ぜひチェックしたいと思い、色々調べてXGIMI社にコンタクトしてXGIMI HORIZONをお借りしてみました。

デイブ

いきなり結論ですが、高画質と設置自由度の高さは10万円台ではベスト!です

ぱんだ㊙

いや画質も補正もエグかったよね…最新プロジェクターってこんなにすごいのね…

XGIMI HORIZONとは?

XGIMIジミー Technologyという社名に聞き馴染みが無い方もいらっしゃるかもしれませんが、実は2013年に設立されて依頼、2014年からプロジェクターの開発をスタートしています。

日本では、先行してMogoシリーズ(Pro / Pro Plus)という充電式のモバイルプロジェクターが発売され、同製品のビルドクオリティの高さや画質・音質の良さが評判になりいました。

ちなみに、シーリングライトの場所に取り付けるだけでプロジェクターが楽しめる「popIn Aladdin 2」にもXGIMI社のプロジェクターシステムが採用されていたりします。

そんな同社から、ついに据え置き型のホームプロジェクターが発売されました。その第1段が、今回お借りしたHORIZON/同Proになります。

ぱんだ㊙

今回お借りしたのはフルHDの方だね

デイブ

コスパを考えて、HORIZONの方にしてみたのだ

XGIMI HORIZONの仕様と競合との比較

まず、XGIMI HORIZONと同じような価格帯で、立方体に近いコンパクトな形状で話題のEPSON Dreamioドリーミオ EF-12を比較してみましょう。

仕様/機種XGIMI HORIZON/同PROEpson Dreamio EF-12 
投影方式DLP3LCD
解像度HORIZON Pro : 3840 x 2160(4K)
HORIZON : 1920 x 1080(フルHD)
1920 x 1080(フルHD)
明るさ2,200 ANSIルーメン1,000 ANSIルーメン
光源寿命25,000時間20,000時間
ディスプレイチップ0.47インチ DMD0.62型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル
推奨投影サイズ40~300インチ30~150インチ
投影技術HDR10、HLG
X-VUE画質システム、MEMC
HDR10、HLG
サウンド・システムHarman Kardonスピーカー8Wx2
Dolby Audio、DTS Studio Sound
5W×2ステレオ ヤマハ製
OSAndroid TV Android TV
自動補正自動台形補正:垂直・水平40°
オートフォーカス
障害物回避
自動スクリーン補正
自動台形補正:垂直 34° / 水平40°
オートフォーカス
その他Amazon Prime Video、Apple TV+:対応
Netflix:アプリ経由でインストール可能
Netflix、Amazon Prime Video、Apple TV+:
インストール不可(Google Cast経由で視聴は可能)
本体サイズ幅 20.8cm x 奥行 21.8cm x 高さ13.6cm幅 17.5cm x 奥行 17.5cm x 高さ 12.8cm
重量2.9kg2.1kg
価格HORIZON Pro : 176,800円(税込)
HORIZON : 129,800円(税込)
125,000円(税込)

まず、HORIZONに関しては無印とProの違いは、投映可能な解像度がフルHDか4Kかです。細かく言えば、もう1点ゲームモード時(低遅延入力モード)の応答速度が HORIZON Proが40msであるのに対してHORIZON無印が30msと無印のほうが早いのですがこの差はあまり気になるポイントではないと思います。

一方で、Dreamio EF-12との比較は結構差が出てしまいました。明るさ、最大投影可能サイズ、また自動補正もEF-12も優秀ではあるのですが、XGIMI HORIZONはさらに高度な自動補正機能を備えています(後述しますね)。

個人的にかなり大きなインパクトがあったのは、配信アプリの対応状況です。なんと、EF-12はNetflix、Amazon Prime Video、Apple TV+などの配信アプリをインストールできません。

一方で、XGIMI HORIZONは、Netflixこそ初回のインストール時はアプリ(Desktop Manager)経由のちょっと特殊なインストールとなりますが、一度インストール・起動してしまえば普通のアプリと代わりません。もちろん、Amazon Prime VideoやApple TV+はネイティブ対応しているのですぐに視聴できます。

コンテンツの豊富さがウリのAndroid TV対応プロジェクターとしては、この違いは見逃せないポイントだと思います。

ぱんだ㊙

Anker NebulaとかでもNetflixは特殊なアプリ経由じゃないとインストール出来なかったけど、「出来ない」ってのは…

デイブ

Google Castでスマホアプリの画面をキャストすれば見れるんだけど、ちょっと不便だよね…

パッケージとデザインをチェック!

XGIMI HORIZONパッケージ

こちらがXGIMI HORIZONの外箱になります。真っ白なパッケージの中央にHOROZONのメタリックな筐体が映えますね。

XGIMI HORIZONパッケージを開けた所

梱包材を取り外すとこんな感じでHORIZON本体が収納されています。

XGIMI HORIZON付属品一式

そのさらに下に、付属の周辺機器が収納されていました。といっても結構シンプルで、左から「電源ケーブル」「電源アダプタ」「リモコン」「説明書」の4点です。

本体を取り出してみました。ダークシルバーの筐体がかっこいい! 左目の部分がプロジェクターのレンズ部分、右側はオートフォーカスや自動台形補正用のレンズですね。

本体上部には右から「電源ボタン」「再生ボタン」「音量アップ」「音量ダウン」と物理的なボタンが並んでいます。

そして、HORIZON/同Proはharman/kardon社製のスピーカー採用している点もウリになっています。8W x 2のステレオスピーカーを内蔵しており、本体のみでも迫力あるクリアなサウンドが楽しめます。

筐体背面には各種ポートが並んでいます。HDMIは2ポートあり、HDMI1がARC(オーディオリターンチャネル)に対応しています。

例えばサウンドバーとゲーム機をそれぞれHORIZONに接続した場合でも、HORIZONの各アプリの音声も、ゲーム機の音声もそれぞれHDMIケーブルを1本ずつ接続するだけでサウンドバーから流すことが可能です。ARC非対応でも、光端子や3.5mmオーディオジャックを備えており、拡張性もバッチリ!です。

付属のリモコンは、赤外線などではなくBluetooth接続です。つまり、Bluetooth接続可能な範囲ならどちらの方向を向けていても確実に動作します。

早速設置してみました!

HORIZONを早速設置してみました。今回は設置場所の関係で平らな台が用意できなかったので、底面の三脚穴を使って1mくらいの高さに固定してみました。一見頼りなく感じるかもしれませんが、本体重量2.9kgと軽く、重量バランスも良いのでこんな感じで全然設置可能です(公式サイトでも同様の設置シーンが紹介されてます)。

XGIMIでは、デスクトップ固定用の純正スタンドも販売しています。最大12度の角度調整もでき、高級感もあっておすすめです。

XGIMI HORIZON:日中照明オン

まず、朝7頃に天井照明を点灯した状態で白壁に投影してみました。この部屋は北向きになのであまり光が入らないため、照明を点灯しています。それでもさすがの2,200 ANSIルーメン。十分楽しめる明るさですね。

XGIMI HORIZON:夜照明オフ

本領発揮、ということで同じ環境で夜照明を消して投影したのがこちらのです。圧巻の美しさです。プロジェクターならではの黒の沈み込みと、明るい部分のコントラストが際立ちます。

XGIMI HORIZONで楽しめる代表的なアプリ・サービス

HORIZONは単純なプロジェクターではなく、Android TV 10.0を搭載しています。そのため、ネットワークに接続するだけで各種のAndroid版アプリを本体だけで楽しむことができます。

  • Abema TV
  • Amazon Prime Video
  • Amazon Music
  • Apple TV+
  • Disney+
  • Google Play & TV
  • hulu
  • Netflix*
  • Spotify
  • VLC
  • YouTube
  • YouTube Music
  • トルネモバイル
  • など

代表的なアプリケーション・サービスをリストアップしてみました。これだけあれば、朝から晩までコンテンツに困ることはないですね!

Google Playからおすすめアプリをインストール

Google Playストアに対応しているので、こんなふうにおすすめのアプリを簡単にインストールできます。

Netflixだけは要注意です(Android TVあるある)

XGIMI HORIZON:NEtflixのインストール

上記の画面では、Google PlayストアからNetflixもインストールできるようになっていますが、これはダメです。Netflixは契約の関係か、Desktop Managerというアプリ経由のインストールが必要です。インストール後は普通のアプリと変わらない操作性で使用できました。

以前、他のAndroid TV搭載プロジェクターを試用した際には、インストールは出来たのですが、リモコン操作に最適化されていなかったため、画面上にマウスカーソルのようなものが表示されてそれをリモコンの上下左右ボタンで動かさなければならず、非常に使いにくかったのですがHORIZONではそんなことはありませんでした。

XGIMI HORIZON:Amazon Musicを起動

Amazon Musicなど、音楽系のサービスも大画面で投映すると良い感じですね~。

自動補正能力の高さに驚く

XGIMI HORIZON、高画質はもちろんですが、設置場所の自由度と優秀な補正機能も特徴の1つになっています。具体的には、下記の4つの補正機能を備えています。

  1. スクリーンアライメント:プロジェクタースクリーンの枠を検知し、投影画面とスクリーンのサイズを自動で揃える
  2. 自動台形補正:最大45度の横方向からの投影に対して自動で台形補正が可能
  3. 障害物検知:投影エリア内に存在する物体(家具や絵など)を自動判別し、拡大・縮小する
  4. オートフォーカス:

これは百聞は一見にしかずなので、簡単な動画を撮影してみましたので下記を御覧ください。

40秒くらいの動画ですが、プロジェクタースクリーンの上にはみ出した状態から、自動台形補正をかけることでピタッとスクリーン内に収まるよう補正してくれちゃいます。

左が補正前、右が自動台形補正後です。これすごいですよね! アニメーションしながらすっとはみ出た部分が枠に収まります。

XGIMI HORIZON:手動補正

その後、「高精度補正」という画面が表示され、4隅をそれぞれ移動させることでさらに細かな補正が可能です。

XGIMI HORIZON:オートフォーカス

2番めのシーンとして動画内にはオートフォーカス調整の模様も収録しました。上記のようなパターンが投影され、自動でフォーカスをきれきれな状態に調整してくれます。

ぱんだ㊙

噂には聞いてたけど、この補正機能はすごかったね!

デイブ

どこでもポン!と設置すれば最適な映像が得られるんだもんね!

最高性能を引き出すためにスクリーンを導入!

せっかくの2200 ANSIルーメン、また自動補正機能なので、斜め突っ張り式のプロジェクタースクリーンを購入してみました。設置場所の横幅が180cmちょっとあったので、同場所にフィットする80インチのスクリーンになります。

XGIMI HORIZON:プロジェクターに投影(日中)

最近はプロジェクタースクリーンも安価で質の良いものが色々販売されてるんですね。今回始めて、斜めに突っ張る方式のものを導入してみましたが、スクリーンの取り付けも簡単でしたし、高さ調整もでき、ケース付きでコンパクトに収納できて良かったです。

XGIMI HORIZON:プロジェクタースクリーンへの投影(夜間)

最後、カメラ関連の展示会「CP+」での撮影会の模様なんですが(補正のところの動画の最後のシーンに収録しています)、白壁投影とプロジェクタースクリーン投影を比較してみると、

XGIMI HORIZON:白壁への投影アップ

これが白壁投影のアップ。明るさは十分ですが、壁紙のテクスチャーがぼこぼこと目立ちますね。

XGIMI HORIZON:プロジェクター・スクリーンへの投影アップ

同シーンをプロジェクタースクリーンに投影したものです。肌の透明感もアップ、ちょっと跳ねた髪の毛もしっかり描写するなど、フルHDの解像度を十分に発揮してくれてます。

XGIMI HORIZONを使ってみて気がついたこと5点

① 映像は文句なし!

各種自動補正機能と相まって、映像は期待以上の素晴らしいものでした。白壁でもそれなりに、プロジェクタースクリーンと組み合わせればTVと見間違うような明るく高精細な大画面映像がどこでも実現できちゃいます。

XGIMI HORIZON:プロジェクター投影テスト1

こんなふうに。これは駅周辺を歩き撮りしている所ですね。撮影に使ったのはFIMI PALM 2です。

XGIMI HORIZON:プロジェクター投影テスト2

近所の観葉植物のお店の店内ですね。緑もしっかり・くっきりです。

XGIMI HORIZON:プロジェクター投影テスト3

これは日産のイベントでGT-Rを試乗している模様を、ヘッドマウントしたGoPro Hero 9で主観撮影した動画です。明るさは正義!ですね。

② 音声も迫力あり、ただしサラウンド感はなし

ハーマンカードン社製の出力8Wスピーカーを2基搭載しているので、本体だけでステレオ音声が楽しめます。6畳くらいの部屋でNetflixを視聴している場合、だいたい30%くらいの音量でも十分迫力がありますね。

ただ、せっかくDolby Audio、DTS Studio Soundに対応しているのですが、ステレオ感・サラウンド感は筐体とスピーカーの配置の関係上あまり感じられませんね。これは、HDMI ARCを活用して、サウンドバーや5.1chのサラウンドシステムに接続することで拡張できます。

③ 2回目からは起動までたった6秒!

電源ケーブルを指してから起動した場合はAndoroid TVの起動に時間がかかるのですが、その後、リモコンで電源を切って、再度オンにした場合はたったの6秒で映像が投影され、操作が可能になります(実際さらに早くて5秒くらい…)。

このスピード感であれば、忙しいときでもぱっとオン・オフできるので、それもナイスなポイントでした。

④ リモコンは操作性良好だがBluetoothキーボード併用推奨

XGIMI HORIZON:リモコンアップ

付属のリモコンは前述の通りBluetooth接続で操作確実でした。アルミの梨地仕上げの部分も非常に高級感があり、手触りが良いです。リモコン上部の円形のカーソル移動ボタンの部分は、やはり円形に細かい溝が掘ってあるので、親指の腹がしっかりフィットしてこちらも操作が簡単でした。

XGIMI HORIZON:Bluetoothでキーボードを接続

そして1つチップスですが、もしBluetooth接続のキーボードを持っていたら、XGIMI HORIZONと接続することをおすすめしたいです。各種アプリのログインなどにも便利です。

さらに、いざアプリ内で見たいコンテンツを検索する際に、Google PlayやAmazon Prine Videoなどでも音声認識が可能にはなっているのですが英語のタイトルの映画などうまく認識されるストレス溜まったりするので、そんなときはキーボードでサクッと検索しちゃってください。

⑤ 動作音が静かで排熱もなし

動作音が静かなのもXGIMI HORIZONの特徴です。電源をいれればファンが回る音は聞こえるのですが、計測してみたら49.8デシベルしかありませんでした。

この値は「静かな事務所の中」という数値ですが、正直ほとんど聞こえません。特に本体から音を出せばまったく気になりませんでした。

XGIMI HORIZON良かったポイント&残念ポイント

良かったポイント
残念ポイント
  • 高画質で日中でも明るく見やすいが、暗所&スクリーンを使えば非常に美しい映像が楽しめる
  • 自動台形補正・オートフォーカスが優秀で、とりあえずポン置きでベストな投影環境を実現
  • Android TV搭載で、本体のみで多彩なコンテンツにアクセス可能
  • 製品品質の高さ。本体・リモコンとも高級感がある
  • サラウンド。音量は大きいが、サラウンド感に欠ける
  • 大きなACアダプター
  • 投射距離と画面サイズ

良かったポイントは説明済みですので、残念なポイントから1点ピックアップしておきます。それは投射距離と画面サイズの件です。HORIZON無印/Proの投射距離とサイズの関係はこのようになっています。

投影サイズ画面横幅投射距離
30インチ66.29 cm80 cm
50インチ110.49 cm133 cm
80インチ176.78 cm212 cm
100インチ220.98 cm265 cm
150インチ304.81 cm395 cm
XGIMI HORIZON:我が家での最大表示

我が家で投影可能な最大サイズを探してみました。リビングを片付けまくった結果、3.5mの投射距離で投影サイズ約140インチ(横幅約309.37cm)を実現することができました! サイズ比較のためにわざとふすまをフレームインさせているのですが、ちょうどふすま3枚分くらいのサイズになっているのがわかっていただけると思います。

しかし、このサイズに投影してもしっかり明るくきれいな画質…HORIZON、恐ろしい子…

あまりの迫力に思わず妻と本格的な導入を決意してしまったのですが、正直もうちょっと近距離で大画面に投影できるとありがたいなぁと思います。

ちなみに80インチのプロジェクタースクリーンに目一杯投映するには2.6mの投射距離が必要でした。

ぱんだ㊙

でか! これは迫力あるね!

デイブ

頭で考える140インチと実際に体験する140インチは全然違ったね!

XGIMI HORIZON~まとめと感想

今回、XGIMI HORIZONを試用してみて、設置のストレスの少なさと、得られる高画質・大画面のクオリティにプロジェクターの進化を実感しました。モバイルプロジェクターだけでなく、据え置き型でもがんがん進化しているんですね。

夜、照明を消して投影した140インチの大迫力や、プロジェクタースクリーンを使用した画面の明るさ・鮮明さは液晶TVとは全然違った視聴体験でした。映画はもちろんですが、ライブやコンサート映像、もの凄かったです!(ぜひ映画「ボヘミアン・ラプソディ」のライブエイドのシーンを体験いただきたく!!)

お借りしたHORIZONは8月末で返却しなければならないので、個人的には、XGIMIさんにご紹介いただいた、下記のXGIMI楽天公式ストアで8月30日(月)に開催されるスーパーセールをチェックしたいと思います!

もし、設置が用意で、高画質・大画面をゲットしたいと思ったら、ぜひXGIMI HORIXZONをチェックしてみてください!

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