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同情するならコアをくれ…Cinebench R15で改めて自分のPCの遅さに絶望してみた

(追記)Cinebench R20登場!

2019年3月に、独MAXXON社から最新のR20がリリースされました。メニーコア(多コア)への流れに対応し、CPUの性能評価に特化した新バージョンで、R15とスコアの継承性がないため、今後はR20での計測がメインストリームになると思われます。インストール方法など詳細にまとめてみましたので、ぜひこちらの記事もご参照ください。

Cinebench R20登場。最新版を早速インストールしてベンチマークを計測してみました!
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自宅PCのスペックがちょっと悲惨…

こんにちは、デイビッドのキャンプでございます。

昨年はSONY α6500アクションカメラの導入により4K(3820×2160ピクセル)でのビデオ撮影環境が整い、「これからは4Kでしょ」とばかりに、何個か試しにvlog(ビデオログ)なども撮影するようになってきたのですが、撮影につきものの編集で色々課題があることがわかってきました。

ビデオ編集は、自宅でも会社でも行うのですが、それぞれのスペックは下記のとおりです。

2012年にドスパラで購入したBTO PCです(IvyBridgeってやつですね)

CPUIntel Core i7-3770
コア・動作周波数4コア8スレッド 3.40GHz
OSWindos 10 64bit Home
グラフィックボードGeForce GTX 660
メモリ16GB

なんか、もうすでに「そんな装備で大丈夫か?」って感じのスペックですが、今回はどれくらい無理なのかをきちんと把握する、という記事になります…

4Kのビデオ編集って大変だわ…

私はAdobe Premiere Pro CCという、ビデオ編集のプロの方も使用するソフトを使っています。ソフトウェア自体は4K編集まったく問題ないのですが、いわゆるハイビジョン(1080p 1920×1080ピクセル)で編集していたときと4Kを扱うときでは、編集の快適さや書き出し(レンダリング)時間がまったく異なります。

先程掲載したムービーは、全体で3分32秒の長さの4K動画です。Adobe Premiere Proのプロジェクトはこんな感じで、結構シンプルな作りになっています(カラーコレクションのために調整レイヤーを使っています)。

f:id:davetanaka:20180112103442j:plain

で、このプロジェクトの書き出し設定がこちらです。コーデック「H264」、プリセット「YouTube 2160p 4K」というYouTubeに4K書き出しする際の基本的な設定になっています。

f:id:davetanaka:20180112103430j:plain

このプロジェクトを書き出ししてみたところ、

  • 19分26秒(実時間比:5.5倍

と、ちょっとやってられない結果になってしまいました。「こりゃ、やっぱりマシン買い換えるしかないよな…」という結論になったのですが、財務省 a.k.a 奥様の許可を得るには、明確なデータの提示が必要になります。

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敵を攻略するためには、まずベンチマークだ!

そこでベンチマークソフトを活用してデータを積み上げることにしました。動画編集、とくに書き出しには、実はAdobe Premier ProではGPUはあまり活用されず、CPU性能が大きく左右することがわかっています。

そこで今回は、独MAXSON社が無償で配布している、Cinebenchというベンチマークソフトを使用してみます。MAXXONは、CINEMA 4D(シネマフォーディー)という3次元CGソフトの開発・販売を行っている会社です。

同社が提供するCINEBENCHは、同CINEMA 4Dで使用されているグラフィックエンジンを搭載しており、OpenGL(グラフィックボードの描画性能)と、CPUテスト(シングルコア・マルチコアでのメインプロセッサの性能)を数値で把握することができます。

Chinebench R15をインストールするよ!

1 ダウンロード

Chinebenchのソフトウェアは、MAXSON社のCinebenchページからダウンロードできます。

f:id:davetanaka:20180112125809j:plain

Windows版(.zip形式)とMac版(.dmg形式)がありますので、必要な方のボタンをクリックしてください。

2 ファイルの解凍(Windowsの場合)

Windowsの場合、ダウンロードされた「CINEBENCHR15.038.zip」というファイル(2018年008月16日確認)を解凍すると、下記のようなファイルを入手できます。

f:id:davetanaka:20180112130218j:plain

赤で囲ってある、「CINEBENCH Windows 64 Bit.exe」が実行ファイルです。インストールは不要です。

3 起動~オプション設定

Cinebenchを起動すると、下記のような画面が表示されます。

まず、いきなり画面左上の「FILE」メニューをクリックし、「Adbanced Benchmark」を選択しましょう。これで、CPUのテスト項目に、①マルチコア全体でのスコア、②シングルコアでのスコア、③その倍率が追加されます。また、OpenGLの方のテストにも、④リファレンス性能との比較項目が追加されます。

f:id:davetanaka:20180112130804j:plain

4 ベンチ開始

それぞれのテストを個別に行うには、各テスト項目の右にある「Run」ボタンをクリックすればOKです。

f:id:davetanaka:20180112131216j:plain

しかし、何度も実行ボタンをクリックするのが面倒な場合は、Runボタン左側のチェックボックスをすべて✔した状態で、「FILE」メニューから「Run all selected tests」を選択してください。すべてのベンチマークメニューを連続してテストできます。

■OpenGLベンチ中の画面

f:id:davetanaka:20180112132242j:plain

■CPUベンチ中の画面

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 わかってはいたけど、悲しい現実を突きつけられる結果に…

■現在のマシンのCINEBENCH結果

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「619 cb」という数字だけだと、そもそも他のCPUと比較してどれくらいのスピードなのかわかりませんので、そういった数値をまとめて公開してくれているサイトで確認します。今回は、「MAXON Cinebench Ranking Benchmark Results R15 Scores Database」というサイトを参照しました。

上記URLにアクセスし、リスト右端の「CPU Score Multi 15」をクリックして値を降順でソートしてみます。AMD EPYCとか、INTEL XEONなど、なんかすでに化物CPUとの10倍近い性能差に恐れおののきながらも、ページをめくって「619」がどれくらいの位置にあるのかを探してみます。

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ありました! 46ページ中、24ページ目の真ん中くらいに…INTEL i7-950って、2009年発売のCPUなんですけど…

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これだけでも、すでに相当遅いことがわかりました。まぁ、すでに5年以上昔のPCですし、今回の目的(ビデオ編集・書き出し)だとCPU性能、特にコア数とクロックがもろに結果に影響をおよぼすので、ゲームとは違い、グラボをグレードアップするだけでは改善しないことはよくわかっています。

Cinebenchのスコアを改善するには

Cinebenchは、特にR20からCPUの性能を計測するベンチマークソフトになっています。そのため、スコアの改善にはCPUのアップグレードが必須になります。もちろん、デスクトップPCごと買い替えるのが一番簡単なのですが、費用もかなり掛かります。価格を安く抑えたい場合の選択肢として、①CPUだけをアップグレードする方法、②BTOを利用する方法、の2つになると思います。

①現状のパーツを活かしてCPUをアップグレードする場合

CPUを最新版にアップグレードするには、多くの場合マザーボードもそれに対応した製品が必要になります。現状でおすすめの組合せは、ハイエンドCPU(8コア/16スレッド)のINTEL 9900Kと、同CPUに対応したZ390チップセットを搭載したマザーボードのセットです。

②BTOメーカーでBTOパソコンを購入する

かなり古いPCを使っていた場合、メモリやSSD、グラフィックカード、また忘れてはならない電源など、結局かなりのパーツの交換が必要になる場合があります。そういう場合は、BTO(ビーティーオー:Build to Order(注文組み立て)の頭文字)を利用すると、完成品のPCを購入するより安かったり、こだわりのパーツを使用できるのでお勧めです。

ついにサイコムでBTO PCマシンを購入しました! Cinebenchのスコアは?

さすがに7年前のPCをずっと使い続けるわけにはいかないので、ついに一大決意をして新PCを購入しました!

サイコムで最新Core i9-9900Kマシン購入:Cinebenchや4K動画書き出しで性能をチェック!

今回購入したBTO PCのスペックは下記のとおりです。サイコムの「G-Master Spear Z390」をベースにカスタマイズしたものです。

CPUIntel Core i9-9900K
コア・動作周波数8コア16スレッド 3.60GHz
OSWindos 10 64bit Home
グラフィックボードGeForce RTX 2080 8GB
メモリ16GB

主な型番なども簡単に掲載しておきます。

  • CPU:Intel Core i9-9900K [3.60GHz/8Core/HT/UHD630/TDP95W]
  • CPUファン:Noctua NH-U14S [空冷/CPUファン]
  • マザーボード:ASRock Z390 Taichi [Intel Z390chipset]
  • HDD/SSD:Western Digital WD Black WDS500G3X0C [M.2 PCI-E SSD 500GB]
  • グラフィックカード:GeForce RTX2080 8GB GIGABYTE製GV-N2080WF3-8GC
  • PCケース【黒】CoolerMaster CM690III

Cinebench R20/R15それぞれの新旧PCでのスコアは下記のとおりです(ちょっとだけ数字が上がっているのは、旧PCがぶっこわれて一時期使っていた代替機のPCだからです…)。

Cinebench結果 旧PCと新PC

圧倒的! Cinebench R15でもR20でも、約2.5倍ってすごいジャンプアップですよね!やはり、CPUを新しくすることはCinebenchのスコア改善に効果的であることがお分かりいただけたと思います。それでは、また!

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