キャンプ・デービッド

Cinebench R20登場。最新版を早速インストールしてベンチマークを計測してみました!

メニーコア時代到来! CPUの性能評価に特化したCinebench R20

ども、デイビッドのキャンプでございます。今日は、先日から配布開始されたばかりのCinebench(シネベンチ)の最新バージョンR20を取り上げます。

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そもそもCinebenchとはなんなのか、またどういうときに使用するのか、そしてインストールの方法、最後に私の現在使用しているPCでのベンチマーク結果も掲載していますので、ぜひインストールして比較してみてください! ちょっと長文なので、インストール方法や使用方法をお知りになりたい方はここを、私のマシンで動作した結果をお知りになりたいかたはここをクリックしてくださいね! それでは!

 

※ちなみにR15の時にレビューを行った記事はこちらから参照いただけます。

www.davetanaka.net

Cinebenchはどんなソフトウェアなのか・なぜ注目されているのか

Cinebenchは、独MAXSON社が無償で配布しているベンチマークソフトです。同社は、CINEMA 4D(シネマフォーディー)という3次元CGソフトの開発・販売を行っている会社です。

Cinebenchは、同CINEMA 4Dで使用されているグラフィックエンジンを搭載しており、パソコンの頭脳であるCPUの性能を客観的に数値で把握することができます。

 

最近は、INTELもメニーコア(多コア)と呼ばれる「4コア8スレッド」「8コア16スレッド」など複数・多数のコアを搭載したCPUがデスクトップにもノートPCにも搭載されるようになりました。また、ライバルのAMDもRyzen/Ryzen Threadripperなど、INTELよりも早いペースでより多くのコアを搭載したCPUを戦略的な価格で市場に投入しています。こういった状況の中で、コア数やスレッド数、動作周波数だけでは実際のCPUの性能を横並びで比較することが難しくなっています。

 

一方で、ベンチマークは実際のアプリを動作させた結果によるもの、例えばゲームを起動させたときの1秒間当たりの描画枚数や4K動画などをレンダリングした時の速度など、実際のタスクで計測する方法もあります。代表的なところでは、ゲームごとの便利マークソフトなどがあります。一方で、人によってはゲームをやらない、動画編集をしない、あるいは環境としてグラフィックボードの影響も大きいです。

 

そのために、純粋にCPUの性能を比較できるベンチマークソフトに注目が集まっており、その中で最もよく使用されていて、市場の変化にキャッチアップしているのがこのCinebenchなのです。

R20でなにが変わったのか

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今回リリースされたのは最新版のR20というバージョンですが、大きく下記の4つの変化がありました

  1. CPUのベンチマークに特化し、Open GL(GPU)のベンチマークが無くなった
  2. R20は、R15よりも大きくて複雑なテストシーンを使用しているため、レンダリングに必要な計算パワーは約8倍。同テストには約4倍のメモリが必要であり、結果の数値が全く異なる=R15とR20の数値比較はできない
  3. Cinebench R20がサポートされていないプロセッサでは起動しなくなった。また、十分なメモリを搭載していないマシンでも起動時に警告が表示され実行できなくなりました
  4. 配布が各OSの公式ストア経由になった。Windows版はMicrosoft Store、Mac OS版もMac App Store経由のみになった(一部スタンドアローン版の配布も見つかっていますが経由を推奨)

より、CPUのベンチマークとして特化して進化を遂げたことがおわかりになると思います・

インストール方法(Windows版)

大きく分けて、2つの方法があります。①Webブラウザ版のMicrosoft Storeにアクセスして、その後でWidows OSのストアを起動する方法と、②ダイレクトにOS版のストアを起動する方法です。もちろん②のほうが早いのですが、もしこのページをPCのWebブラウザで参照されている場合は①もおすすめです。

①ブラウザ版のMicrosoft Storeから

まずこのページにアクセスしてください。

www.microsoft.com

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このページの「入手」ボタンからダイレクトにダウンロードできるわけではありません。

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このように、OS版のMicrosoft Storeを起動することになります。

②Windows OSのMicrosoft Storeアプリから

結局OS版のアプリを起動するのであれば、直接起動したほうが早いですね。

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Windowsアイコンをクリックしての検索メニューからMicrosoft Storeを起動します。

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Microsoft Storeのウィンドウ右上の虫眼鏡アイコンをクリックし、表示される検索ウィンドウに「Cinebench」とタイプすると、画面のように下にリンクが表示されるので、これをクリックします。

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この画面で右の「入手」ボタンをクリックします。サインインを求められますが、もしMicrosoft IDと紐づけしたくない場合はログインを求めるウィンドウごとクローズしてしまって大丈夫です。

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すると、上記のようにダウンロードが開始されます。

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ボタンが「起動」に変わりますのでクリックして起動します。

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初回のみ、使用許諾に対する同意を求められますので。左の「Accept」をクリックしてください。これでインストールは終了です。

ベンチマーク開始…その前に1つだけやっておきましょう

こちらが、起動直後のCinebench R20の左上の部分を拡大したものです。

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赤枠の「Run」ボタンをクリックすればベンチマークを開始するのですが、ちょっと待ってください。これは全部のコアを使用した状態、つまりマルチコアの総合性能のみを計測することになります。古いソフトや、マルチコアをうまく活用できないソフトもまだありますので、通常は1コアあたりの性能も同時に計測しますので、両方共計測できるようにしておきましょう。

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そのためには「File」メニューから「Advanced Benchmark」メニューを選択してください。

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そうすると、このように「CPU」の下に「CPU (Single Core)」と、MP Ratioという項目が追加されます。「MP Ratio」は、CPUをCPU (Single Core)で割った値で、マルチCPUでの性能が、シングルコアで動かした場合の何倍かを計算して表示してくれます。

いざ、Skylake-S世代のPCでベンチマークを開始!

すべての準備が完了したので、私の環境でCinebench R20でベンチマークを計測してみます。ちなみに、現在使用しているマシンのスペックは下記のとおりです。

CPU Intel Core i7-6700 (Skylake-S)
コア・動作周波数 4コア8スレッド 3.40GHz
OS Windos 10 64bit Home
グラフィックボード GeForce GTX 980Ti
メモリ 16GB

うーむ、我ながらいまだに非力…特にCPUが…

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「File」メニューから「Run all selected tests」を選択すると2種類のベンチマークを連続して開始できます。

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完了! マルチ→シングルCPUという順番で2回描画されるのですが、明らかにシングルのほうは時間がかかります。ベンチマーク計測中にほかのアプリを操作したり、バックグランドでアプリが動いているとスコアに影響がありますので、遅いCPUだと時間がかかりますが静かに待ちましょう。

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ちなみに、旧R15は幾何学模様でしたね。

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肝心のスコアはこちらです! CPUマルチコアで1867 cb、シングルコアで369 cb、倍率は5.06倍という結果になりました(ちなみに、ネットで見た最新のIntel Core i9 9900KでのCPUスコアは軽く4800超えらしいですよ…)

ちなみに、同じマシンでのR15でのベンチマーク結果は下記のとおりでした。

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やはり値が全然違うので、R15とR20での比較は意味がなさそうです。その意味では、ネットのレポート意外に現時点で参考になりそうなのは左下の「Raking」ですね。

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ここでは、自分のCPUのベンチマーク結果がほかのCPUの結果とどれくらい差があるのかを表示してくれます。オレンジ色が自分のベンチマーク結果ですね。ここは素直Intel Core i7-6700の標準的な結果であることがわかります。

最後に:早く4K動画編集環境を整えようっと…

ちなみにCinebench R15の時に使用していたIvy-Bridge(Intel Core i7-3770)のマシンよりはちょっと早くなり、GPUも強化されているのですが、なんか購入の時期を逃しに逃してます。

でも、つい先日上記の1時間超えの4K動画を編集していて、基本的なカット編集くらいはまぁなんとかなったのですが、ノイズリダクションやプラグインを動作させようとするとてきめんにソフトウェアが落ちたり、書き出せなくなってとても困りました。

そろそろ、本当にオオカミ少年を卒業する日も近そうです。その際は、またCinebench R20でベンチマークを計測して今のマシンと比較してみたいと思います。それでは、また!