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DJI Osmo Actionレビュー:GoPro Hero 7と比較してわかった意外な差

Osmo Actionレビュー

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ども、Daveでございます。今日は、先日購入したDJIの最新アクションカメラ「Osmo Action」の比較をしてみたいと思います。

Osmo Actionレビュー

Osmo Actionとはどんなアイテムなのか

DJI Osmo Action(ディージェーアイ オズモ アクション)とは、中国でドローンやジンバルなどを製造しているDJI社が2019年05月15日(水)に発表し、同17日(金)に発売を開始したハンドヘルドカメラです。

DJIのプレスリリースには、同製品のジャンルを「ハンドヘルド=小型手持ち」カメラと位置付けていますが、このジャンルの最大のライバルはもちろんGoProシリーズを発売している米GoPro社の「GoPro Hero 7」。今回はまさにガチンコの勝負をかけてきたと言われています。

過去DJIのドローンはGoProを搭載できようになっており、提携関係にあった2社ですが、GoProがDJIを格下扱いしたことで袂をわかち、その後DJIは自社で高性能カメラを開発、一方でGoProはドローン開発でDJIに勝てず撤退、一時経営も危ぶまれていましたが、2018年9月末に「GoPro Hero 7 Black」を発売し、盛り返していたところでした。そこに、DJIがアクションカメラを投入するわけですから、どうしても血で血を洗う抗争劇を創造してしまいますよね。

参考 DJIのGoProキラー、使い勝手は? 周辺機器は? 「Osmo Action」実機を試してきたITメディアニュース

ただ、3日ほど使用してみた私の感想としては、多くの部分確かに重なるんですが、ちょっと軸をずらした設計になっているのも事実で、その辺を含めてレビューしてみたいと思います。その前に、まずはパッケージの内容物からご紹介していきますね。

Osmo Actionパッケージ内容説明

まずは、Osmo Actionに同梱されるものをチェックしていきましょう。

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パッケージは、シンプルな白を基調とした長方形のものになっています。

GoPro Hero 7パッケージ

黒を基調として、さらにパッケージがスケルトンになっていて外から見えるようになっているGoPro Hero 7とは結構デザインが異なりますね。

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長方形のパッケージ上部にOsmo Action本体が収納されています。

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これがOsomo Actionの全付属物になります(他に紙類など)。マウントアダプタや本体ケースなどの固定にはいわゆるGoProマウントが使用できるので、これまでGoPro関連のアクセサリーを持っている方は、ケース以外のものはそのまま使用できます。

[note title=”注意”]

USB Type-Cケーブルは付属しますが、USB Type-C対応充電器は付属しないので、お持ちでない方は別途ご用意ください。

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ケースを開いたところ。Osomo Actionのデザイン上の特徴となっている「丸形のレンズ(レンズ交換可能)」「フロントカラー液晶」「レンズの下のレンズ下・本体正面向かって左にある放熱スリット」などが見えます。

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上の写真で、本体の下にある四角い箱は、ACアダプタではなく純正バッテリーケースでした。GoProと違い、底面一体型になっており、押し込むとしっかりロックがかかるようになっています。

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本体下部です。ここにバッテリーを差し込みます。ちなみに、Osmo ActionもGoPro Hero 7と同様、外部からUSB Type-Cケーブルで給電すれば、バッテリーが刺さっていなくても撮影できました。

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このバッテリーケース、細かいですがちょっと工夫があり、内部にMicro SDカードを1枚ホールドできます。予備バッテリーと、予備SDカードを1つずつ、安全に持ち運びできるようになっています。

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マウントは、曲面に対応したカーヴマウント(写真左)と、フラットマウント(右)の2種類が入っていました。両面テープはもちろん3M社製のVHBテープですね。

パッケージ内容は以上です。別売りで、3.5mmのオーディオアダプターや延長ロッド、フローティングハンドル、充電ハブ(3つのバッテリーを同時に充電可能)などが予告されています。

Osomo ActionとGoPro Hero 7の比較(4K動画あり)

早速ですが、Osomo ActionとGoPro Hero 7を左右に並べて撮影した動画をみていただければと思います。

それぞれ、4K 50p(1秒間に50コマ)で撮影したものを縮小して左右に並べたものです。。編集はDavinci Resolve Studio 16。ちょっと、GoProのSuperView(超広角)モードのレンズ歪みを自動ではうまく補正できていないのですが、その点ご容赦ください。

  • 日中(曇天)屋外
  • 暗い屋外
  • 明るい店内
  • 暗い店内
  • 食事シーン

などを収録しています。

※撮影環境について

今見ていただいた動画は、下記のような方法で撮影したものです。

さすがGoPro。こんな風に、左右に2台のGoProを設置できる「ダブルマウントアダプタ」みたいなものが多数販売されているんですね。今回は、背面から向かって左にOsmo Action、右にGoPro Hero 7を装着し、それをミニ三脚に設置して手持ちで撮影しています。さすがに人目は引きましたが、2台並べても軽かったです。

Osmo Actionが優れているポイント

上記の動画を撮影・編集した結果、何点か、Osmo Actionが優れている点がありましたので、優れていると思う順にリストアップしてみたいと思います。

※まず、私の使用用途がサーフィンしたり、スケートボードをしたり、バイクにマウントするようないわゆる「アクションカメラ」としての用途ではなく、日常生活を切り取り、気軽にビデオを撮影する「vlog(ブイログ)」である、という点を前提にした意見であることをご了承ください。

①キビキビした操作性

後発なのであたりまえかもしれませんが、ここはGoProの弱点をよく研究して製品化していると思います。GoProは、撮影をスタートするためには、①「電源ボタンを押して電源オン」→「録画ボタンを押して撮影スタート」と2ステップを踏むか、②「いきなり録画ボタンを押してクイック撮影スタート」のどちらかです。

このどちらもOsmo Actionは可能です。そして、確実にOsmo Actionの方が早い! Osmo Actionは約3秒で起動しますが、約5秒かかります。クイック録画の場合も、Osmo ActionとGoProで同時にボタンを押した場合、1秒GoProの方が撮影開始が遅れます。

そして、Osmo Actionは録画ボタンを押すと通常の電源オンモードに戻るのですが、GoProは電源が切れる仕様になっているのも異なります。

②スムーズで反応の早いUI。特に「カスタム設定」の素晴らしさ

どちらも背面液晶はタッチパネルになっていますが、GoProは昔からストレスたまりまくりでした。上下左右方向からのスライドが必要なのですが、ボタンを誤操作してしまったり、そもそも反応しなかったり…

その点、Osmo Actionは背面液晶の解像度の高さともあいまって、すごく使いやすいです!

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そして、なんといっても素晴らしいのが、本体左にある「QS(クイックスイッチ)」ボタンです。これは、あらかじめ自分の好みにカスタマイズした設定を登録しておくと、電源オンの状態でQSスイッチを押すだけで、その設定を呼び出せるという機能です。

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GoProはモード切替だけでしたが、Osomo Actionは設定含めて自由に登録できるので、よく使用する撮影設定を登録してさっと切り替えられで撮影できるのが素晴らしいです。

③実用的なフロントスクリーン

フロントに液晶を搭載するというアイデアは以前からあったのですが、Osmo Actionはそれを初めて搭載し、そして十分実用に耐えるクオリティを実現しています。手を伸ばした状態でも、撮影範囲をしっかり確認できるので、自撮りの際には非常に役立ちます。

日中の明るい場所でチェックしましたが、十分視認が可能で、自撮り用モニターとして実用できるクオリティに仕上げてきました。

④手振れ補正「Rock Steady」のチューニング

GoPro Hero 7が発売された時も、そのHyperSmoothのぬるぬるさ加減に驚かされたものですが、Osmo Actionはさらにそれを進化させたRock Steadyと呼ばれる電子的手振れ補正機能をひっさげて登場しました。

動画を見ていただくと、歩いているときの体重移動に合わせた垂直方向のブレだけでなく、回転方向、左右方向のブレもしっかり抑えてくれているのがわかります。

⑤自然でvlog向きの画質

これは個人的な好みもあると思いますが、私は彩度が高く派手で、空が真っ青に撮影されるいわゆるGoProカラーがちょっと苦手です。アクションカメラとして、自然を撮影する場合は良いのかもしれませんが、vlogで日常生活や町中を撮影するにはちょっと不自然に感じていました。GoProも、そのためGoProカラーではなく、フラットで撮影することが多いです。その点、Osmo Actionのそのままの画は、自然で私好みでした。

⑥交換式で確実な脱着・装着を可能にするレンズ保護カバー

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これを書いている時点では購入できないのですが、レンズ部分が円形で、くるくる回すと保護カバーが外れます。別売のNDフィルターを装着することで、日中の明るいところでも、シャッタスピードを上げずに撮影できる=ぱらぱらしない、落ち着いた画作りができます。
GoProも脱着可能ですが、四角くてあまりストロークがない方式なのでこちらの形式の方がしっかり絞められてよいと思います。

※このカバーが硬くて開けられないかたは、動画の最後でも紹介していますが、ボトルオープナーを使うと簡単に開けられます。末尾のおまけも併せてぜひご覧ください。

⑦本体内で4K歪み補正が可能

GoPro Hero 7は、2Kでは「魚眼無効モードを選択することはできますが、4Kだと「SuperView」「広角」しか選択できません。一方で、Osmo Actionは4Kでも「歪み補正」をOnにできます

⑧その他、細かい工夫もまだまだあります!

最後にまとめてしまいますが細かい工夫というか進化している点もいろいろ見つけました。箇条書きにしてみます。

  • ケースを装着しても、本体上部のLEDライトが見える
  • 撮影したファイルを選択するときに、画面の下に「4K/60」とか「4K/HDR」など、メディアの内容が表示される
  • 価格。GoPro Hero 7が53,460円(税込)に対してOsmo Actionは44,820円(税込)と、8,640円ほど安くなっています。
  • 長時間露光。GoProは最大30秒まで、Osmo Actionは最大120秒可能
  • ビットレート。GoProは最大で78Mbps、Osomo Actionは100MBbps。よりより高画質な撮影が期待できる

GoPro Hero 7が優れている点

一方で、GoPro Hero 7が優れている点はこんなところだと思います。

  • 広角。動画で見ても一目瞭然ですが、GoProの方が広く撮影できます
  • GoProカラー。真っ青な空や海、輝く緑などの表現はGoProならでは
  • Micro HDMIポート搭載。ケーブルを接続してすぐ大画面でプレビュー可能

以上です。GoPro Hero 7は発売日からずっと使用していますが、Osomo Actionは発売して3日間使用しただけの感想ですので、もっと使い込むと違った感想を抱くかもしれません。そうなったら、レビューを更新してみたいと思います!

Osmo Actionに感じるGoProとの立ち位置の違いとは

今回まず購入後のファーストインプレッションとして感じたのは、意外にこのGoPro Hero 7とOsmo Action、ガチ対決っぽく見えますが実はそうではない、という点でした。同じサイズ感、マウントも一緒。強力な手振れ、防水11m(GoPro +1m)がウリで、広告展開も…となると、何が違うの?と思われるかもしれません。

ただ、下記2つの点でよりvlogにシフトさせていると感じています。

フロント液晶での自撮りサポート

これは、アクションカメラ用ととして動いている間に使用するよりも、手持ちで撮影している自撮りに向いている機能ですね。

色合い

GoProの代名詞とも呼ばれる、GoProカラーに対して、Osmo Actionが搭載しているのは、それよりも抑え目な「Nomal」と、さらに映画的表現を可能にする「D-cinelike」というモードの2種類です。

HDR時のRockSteady無効

ハードウェア的な制限で不可能だったのかもしれませんが、よりアクション時に期待されるであろうHDRと手振れ補正が同時に実現できません。それというのも、このOsmo Actionの中身は私も以前使用していたYi4K+のCCDとSoC(CPU含む処理系をチップにしたもの)と同じものを採用しているとのことです。こなれている組み合わせということは言えますが、GoProとまったく同じ土俵で全方位撃破するという姿勢でないことが透けて見えるのではないでしょうか。

以上、個人の感想ですがOsmo ActionとGoPro Hero 7との違いをまとめてみました。そう考えると、名実ともに「ザ・アクションカム」であるGoProと、DJIが先日発売した、小さな筐体に3軸ジンバルを内蔵したOsmo Pocket。今回のOsmo Actionは、まさにこの中間に位置するようなポジション取りを目指したのではないかと思います。

Osmo Actionがおすすめな人とは

Osmo Actionレビュー

(写真はOsmo Actonで撮影しました)気軽に、手軽に動画を撮影したいけど、別にアウトドアやスポーツをばりばりこなすわけではない。かといって、ミラーレス一眼レフカメラにジンバルを装着して振り回すのは邪魔だし、Osmo Pocketだと繊細すぎてちょっと自分には合わない。

はい、これまさに私のことなんですけど、こういった、日常の都市生活の中でvlogや、ちょっとした動画を撮影したい層って確実にいると思うんですよね。日本の空の青さは米カリフォルニア州とは違うわけで、無理に彩度を上げると嘘っぽくなると思います。

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パンツのポケットにさっと突っ込んで、すぐ撮影開始、またしまって、みたいな気軽さで日々の動画を撮りためていくには、とても良いハンドヘルドカメラではないでしょうか。

まだ、いろいろなアクセサリーも登場してきますし、発売日前にもファームウェアのアップデートがあり、どんどん進化してくれそうです。本格的にvlogをやってみたいと思います! それでは、また!

補足:DJIのケアプログラム「DJI Care Refresh」は要チェック

GoProと同様、DJIもサポートパッケージが用意されており、Osmo Action用のものもすでに登場しています。年に最大2回の製品交換サービスを4,800円でつけられます。製品のアクティベーションを行ってから 30 日以内に購入する必要がありますので、もし興味のある方は早めの購入を!

ただ、GoProが月額600円で提供している「GoPro Plus」は、本体無償交換に加えて無制限のストレージや周辺機器が半額で購入できるので、ぜひそういったサービスも検討してもらいたいと思います!

おまけ:Osomo Actionのレンズが硬くて開けられない人はキャンドゥに急げ!

Osmo Actionのレンズ、個体差もあるのかもしれませんが私は自分の力では開けられませんでした…まだNDフィルターなどは発売されていないので、とりあえずいいかな、と放っておいたのですが、SNSのグルドンで良い情報をゲットしました。

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「キャン★ドゥのボトルオープナーで一発!」なに!!!早速買ってきました。

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こういう便利グッズですね。通常の使用方法は、ペットボトルのふたを開けるためのものです。

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それがこんな風にOsmo Actionのレンズ保護カバーにシンデレラフィットしちゃいます! 内側のギザギザが、保護カバーの溝にしっかりひっかかるのも素晴らしい! 簡単に保護カバーを取り外すことができました。これ、Osmo Pocket1台に1つ必要といっても過言ではないんじゃないでしょうか。

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