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ども、デイブでございます。今日は、Ankerのオーディオブランド「Soundcore」から発売された最新のBluetoothワイヤレススピーカー、「Soundcore 3」を発売日に購入しましたので、早速レビューしたいと思います。
そして、Anker Japanの執行役員の猿渡さんがこんなTweetをするくらいの本気のプロダクトということで、Soundcore 2からの入れ替えを決断しました! その結果としては大正解! 音質も使い勝手もかなりアップしています。
「Soundcore」はAnkerの4つのサブブランドの1つでオーディオ製品を扱うブランドだね!
そのサブブランド名をそのまま製品名に冠した本気の製品だから大注目だよね! 2からの進化が気になります!
タップできる目次
Soundcore 3のパッケージとデザインをチェック!
こちらがSoundcore 3のパッケージです。【低音アップ】【IPX7】【最大24時間再生】や2台接続可能な【PartyCast】がプッシュされてますね。
フタを開けるとこんな感じ。ガジェットブロガーとして、この薄くてしっとりした袋を破る瞬間ってワクワクしちゃうんですよねー。
同梱物は、左上からクイックスタートガイドなどの文書、USB Type-A to Cケーブル、ハンドストラップ、下がSoundcore 3本体です。正面のグリルの奥にドライバーが透けて見えていますね。
ここからは、本体の各面について詳しく見ていきましょう。
本体上:各種操作ボタン
まず、本体上面です。左から、電源ボタン、音量ダウンボタン、多機能ボタン、音量アップボラン、右端がBluetooth/PartyCastボタンになります。
電源ボタンとBluetooth/PartyCastボタンの外側には、それぞれLEDライトが付属していますね。
本体右:USB Type-C充電ポート
本体向かって右にUSB Type-Cポートがあります。これちょっとびっくりしたのですが、ポートはむき出しなんですね。前述の猿渡さんにTwitterで確認された方がいらっしゃいましたので、ご紹介しておきます。
とりあえず3日間ほど朝シャワー時に気にせず水をぶっかけてますが(写真は無理やりですけど)、全然問題なさそうです。USB接続する時はちゃんと水気を拭き取ってますけどね。
本体左:ストラップホール
アウトドア対応の強化を強く感じるのが、この本体向かって左に新しく追加されたストラップホールです。しっかりした作りになっていて、ここにストラップを通すことで手で持ち歩きが簡単になったり、フックに吊り下げられたりできます。
実際に付属のストラップを付けてみたのですが、ちょっとコツがありましたので次の項目で解説しています。
本体背面:バスレフポート
これ、どこにも明記されていないのですが、前バージョンと違って背面にもポートがあります。
こうすると見えるのですが、このように本体背面方向もスリットがあります。良く聞くと、多分ここで増幅した低音を逃している=バスレフポートなんだと思います。
前モデルはここが真っ平らで大きくAnkerと書いてありました。USB Type-Cポートと同様、今回IPX7防水を保ちながら、それでいて利便性や音質向上のために開口部も設けられているという、設計の妙を感じますね。
ストラップの上手な付け方(1回失敗したけど)
ストラップの付け方はユーザーマニュアルにも記載がなく、結構苦労しちゃいました。なんとかうまく装着できましたのでご紹介しておきます。
付属のストラップは、端末がビニールで処理されているタイプなのですが、これが割と長めなので、ぐいぐい押し込んでも先がなかなか飛び出してこないんですよね。
先を差し込んだ状態で、マイナスドライバーで下から持ち上げてみました。なんとか引っ張り上げられましたが写真の通りビニールの部分を痛めてしまいました。
楽なのは、やはり先の細めのラジオペンチを使用することですね。こういうやつです。多分おうちに1本はあるんじゃないでしょうか。
付属のストラップは黒だったので、ちょっと気分を買えて私が愛するパラコード「タフグリッド」を付けてみました。いい感じですねー。
Soundcore 2との徹底比較!
ハードウェア的には進化が確認されたSoundcore 3ですが、では前バージョンのSoundcore 2とのスペックを前モデルと比較してみました。
製品/項目 | Soundcore 3 | Soundcore 2 改善版 |
---|---|---|
通信方式 | Bluetooth 5 | Bluetooth 5 |
防水規格 | IPX7 | IPX7 |
オーディオ出力 | 8Wx2 | 6Wx2 |
再生可能時間 | 最大24時間 | 最大24時間 |
充電端子 | USB Type-C | MicroUSB |
アプリ対応 | ◯ | ー |
Partycast対応 | ◯ | ー |
ステレオペア対応 | ー | ◯ |
サイズ | 幅 17.4cm 奥行 5.7cm 高さ 5.9cm | 幅 16.8cm 奥行き 4.7cm 高さ 5.6cm |
重さ | 約500g | 約414g |
特に注目のポイントを強調してみましたが、強化された点・廃止された点を整理すると下記のようになります。
3.5mm入力端子とか、ステレオペアの配信はちょっと残念な気もしますが、多分利用している人が少なかったんでしょうね。その分、もちろん最重要な音質や、USB Type-C採用、アプリでのEQ対応など着実にパワーアップしてますね。
正面から見たサイズはこんな感じです。上がSoundcore 2で下が3ですね。3はSoundcoreのロゴがフロントグリルに光ってますが、奥に【d】のロゴが透けて見えます。
正面からよりも、真上からみたほうがサイズ感の違いがはっきりわかりますね。奥行きが1cm違いますからね。
右側も新旧の差が激しいですね。Soundcore 2のときはシリコンのフタ付きだったのですが(撮影のためにテープで止めてます)、Soundcore 3はむき出しですね。このほうが明らかに楽ですねー。
Soundcore 3のペアリング方法とSoundcoreアプリ連携
ここでは、購入直後にSoundcore 3をスマホとペアリングし、さらにSoundcoreプリと連携する方法をステップ・バイ・ステップで解説します。
その前に、下記からSoundcoreアプリをインストールしておいてくださいね。
Soundcore
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所要時間: 10分.
Soundcore 3とアプリの連携方法
- スマホでBluetooth設定を開く
スマホの設定画面から、Bluetooth設定を開いてください。ちょっと待つと【Soundcore 3】が登場します。もし現れない場合は右端のBluetoothボタンを1回押すとペアリングモードになります
- Soundcore 3を選択し、接続を確立する
【Soundcore 3】という機器名をタップすると接続されます。Soundcore 3は一度に2台までペアリングできますので、すでに2台ペアリングしている場合は、不要な方のスマホの接続を削除してからトライしてください
- Soundcoreアプリを起動してSoundcore 3を選択
Bluetooth接続は完了したのでこのままでも再生はできますが、色々便利なSoundcoreアプリと連携しておきましょう。アプリを起動して、赤で囲ったスピーカーのアイコンをタップ、次に【More】というカテゴリにあるSoundcore 3を選択してください。
- 接続完了! これで準備完了です!
はい、これでSoundcoreアプリとSoundcore 3が接続されました。
Soundcoreアプリでできること
Soundcoreアプリでできる主な設定を3つご紹介します。どれも結構重要ですよ!
①イコライザー設定
Soundcore 3最大の特徴として、イコライザー(音色調整)機能で予め設定されたプリセットや、自分好みの音色に変化させられる点があります。
一番手軽なのは【BassUp】という低音の出方を調整できる機能です。上記では、BassUpのオンオフでイコライザーの設定自体は買えずに手軽に低音を増量・軽減しています。
② オートパワーオフ設定
実は結構便利なのが、この【オートパワーオフ】機能です。無入力のまま設定した時間が経過すると、本体の電源をオフにしてバッテリーを節約してくれます。
③ファームウェア更新
ファームウェアの更新もこのSoundcoreアプリで行います。前モデルではなかった機能なので、今後もしかしたらファームウェアの更新で進化するかもしれませんね。
Soundcore 3音質評価
今回も、オーディオ関連の機器を評価するときに使っているSpotifyのプレイリストを使って音質評価してみたいと思います。Soundcore 2との比較もしてみました。
音質は個人の好みにも大きく左右されると思いますのであくまで参考まで。
Channel Tres 「Jet Black」
Soundcore 3が得意なジャンルの曲ですね。低音の厚みがすごい。Soundcore 2も低音出てますが、3は深みが加わっています。そもそも2は主に前方向に音がでていますが、3は1周り大きな空間で鳴ってます。
頼もしい低音が目立ちますが、中高音もクリアで気持ち良いです。家の中ではあまりボリューム上げられませんが、それでも音量を上げると迫力に驚かさせますね。20畳くらいの部屋なら余裕です。
ホセ・ジェイムス 「Just The Two of Us」
出だしの歌詞「♪I see the crystal raindrops fall…」の「I」がセクシーに響くかどうか、というのがこの曲を使って視聴するときの1つのポイントですが、Soundcore 3は太くて艶があってとっても良いですね。2に切り替えてしまうと、そもそも2もなかなか良いのですが3が際立ちます。
で、やはりこのコンパクトさと鳴っている音に戸惑います。もちろん広々ステレオ、とか360度スピーカー的な鳴りではないのですが、よくあるBluetoothスピーカーのそれではないですね。後ろに開口したバスレフポートの効果でしょうか。
マーカス・ミラー 「Trip Trap」
そうは言っても…と思ったのはこの曲ですね。ちょっとステレオ的な広がりがたりず、真ん中でごちゃっと鳴っている感じです。中間や最後に観客の歓声が上がるシーンがありますが、そこも非常に狭く聞こえてしまい、ちょっとこういう(ライブっぽい)表現は苦手かと。
しかし、肝心のマーカス先生のスラップベースはすごい良いです! それ人間のやつなの?な親指や、ランニングマンの用に走る人差し指・中指の指使いが浮かぶようなタイトなサウンドが楽しめます。
デュア・リパ 「Swan Song」
これも、やはりSoundcoreの良さと限界を感じる曲でした。本来は残響たっぷりに響く→タイトに閉じる、の繰り返しが面白い曲なのですが、Soundcore 2より改善されたとはいえやはり限界がありますね。
しかし、デュア・リパのボーカルの表現はとても良いです。低中高ともにクリアですし、Soundcore 2だと周囲の音に引っ込んでいる感じのボーカルがSouncdore 3ではしっかり前に出てきます。ボーカル曲は得意ですね。
音質評価のまとめ
Soundcore 2からサイズアップした音場と深みの増した低音。お値段と筐体サイズからは考えられないクリアでバランスの良い音質が楽しめます。ただ、そうはいってもステレオ感には限界がありますね。
なので、できればステレオペアで楽しめるといいなと思いました。PartyCast(2台で同時再生)ができるモデルはステレオモードも備えていることが多いので、ぜひここはファームウェアアップデートでステレオモード、期待してます!
まとめ:Soundcore 3に感じる懐かしい「ラジカセ感」
私の今のBluetoothスピーカーの使いみちは、家の中ではお風呂場や洗面所、外出先では友達と集まったり、アウトドアでキャンプをする時などがメインです。
じっくり集中して腰を据えて音楽を聞くわけではなく、何かをやるときに音楽にそこに一緒にいて欲しい。それによって元気が出たり、その場にいる人と音楽を共有して楽しみたいときに使っているんですよね。
ウォークマン以前の音楽の楽しみ方はラジカセでした。私が一番初めに買ってもらったのは高校に合格したときに買ってもらったパイオニアのランナウェイ SK-900という、横長に2×2のスピーカーが並んだシルバーのかっこいいラジカセでだったんですよね。
なんか、Soundcore 3にもその自慢だったラジカセ感を感じるんです。フロントグリルからはっきり見えるようになったスピーカーのせいかもしれないのですが。
音質の向上はもちろんのこととして、何を搭載し、何を捨てるかを磨き上げてつくられたSoundcore 3、万人におすすめできるBluetoothワイヤレススピーカーになってます! おすすめです。