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話題のUSB Type-C PDを解説! いまさら聞けない【Power Delivery 規格】と2021年最新おすすめ14製品!

こんにちは、デイブでございます。

今日は、最近モバイルバッテリーやUSB充電器を購入するときに目にすることが多いと思われる「Power Delivery」あるいは「PD」と呼ばれる規格について「そもそもPDとはなんなのか」「なぜPDが注目されているのか」、そしてPD対応のおすすめ製品について解説してみたいと思います。

ぱんだ㊙

これさえ読めば、わかりそうでわかりにくいPDのことがわかっちゃうのかな?

デイブ

そう! わかっちゃう。そして、最新のオススメアイテムもね!

Power Deliveryとは何か

まず、「Power Delivery」は「パワーデリバリー」と呼びます(以下略称の「PD」と表記しますね)。

PD(USB PD)とは「USBによる急速充電のための国際標準規格」のことです。これを定めたのは、USB関連の仕様を策定する標準化団体のUSB-IF(USBインプリメンターズ・フォーラム)になります。

PD登場前は、これまで各メーカーが独自に開発した急速充電規格がありました。

  • Power IQ:アクセサリーメーカーAnkerの独自規格
  • Auto-IC:〃cheeroの独自規格
  • iSmart:〃RAV POWERの独自規格
  • Quick Charge:半導体メーカーQualcommの独自規格
PD3.0レビュー:cheero Power Plus 5 with PD
PD3.0レビュー:Anker Power Core 10000 PD

※写真は(上)cheero Power Plus 5 with PD /(下)Anker Power Core 10000 PDのポートのアップ

各メーカーによって独自の急速充電技術が開発されてきたのですが、結果として電源を供給する側のモバイルバッテリーやUSB充電器、それを伝えるケーブル、そして充電されるデバイスの組合せがばらばらでわかりにくくなっていました。

ベストな結果を出すには買い替えが必要だったり、ユーザー側が思ったような効果が得られなかったり、時には異常な発熱や発火といったユーザーにとって不利益だけでなく、重大な問題が発生してしまいまいました。

そこで、上記USB-IFが、現在のニーズに合わせた大容量で急速・安全な充電を可能にすることを目的として策定したのがUSB PDになります。大きな特徴として「USB Type-C Authentication(C-AUTH)」と呼ぶ機器間認証の仕組み(プロトコル)が追加され、相互に通信して様々な機器間で最適で安全な充電を可能にするようになりました。

モバイルバッテリーでの充電

その結果、USB PDでは最大 20V*5A = 100Wの電力供給を実現しています。これにより、スマホやタブレットだけでなく、ノートPC本体の充電も可能になったわけですね。

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Power Delivery対応製品を使用するメリット

さらに、PD対応製品を使用するメリットをまとめますと、これまでに説明した2つ

  • 100Wまでの大容量・急速充電が可能
  • 規格対応機器同士が通信して電力の自動調整・最適化が可能

に加えて、

  • 電力の出力(給電)と入力(受電)がフレキシブルに変更可能(ロール・スワップ)

があります。これは、例えば外出先でモバイルバッテリーからノートPCに給電したあと、ノートPC側で別の電力が確保できた場合、そのままの接続で今度はノートPCからモバイルバッテリーを充電することが可能になりました

PDにも規格があり、最新規格「バージョン3.0」で、さらにこのロール・スワップ機能の切り替えスピードなどが進化しています。現状「PD対応」と書いてある場合、「Power Delivery 3.0対応」のことを指します。



Power DeliveryとUSB Type-Cの切っても切れない関係

PD = USB Type-Cともいえる状況ですが、実はUSB Type-CであることはPD対応の必須条件ではありません。そもそも2012年に登場した「USB PD 1.0」の時にはUSBにはType-A・Type-Bが、また通常のUSBとは別形状として「mini USB」「Micro USB」などがありましたが、まだType-Cは登場していませんでした。USB Type-Cの登場は、2014年のUSB PD2.0の策定時を待つことになります。

そして、2015年のUSB PDの登場時に機器間認証など安全面を配慮した仕様が追加され、前述のロール・スワップなども改善されています。その時に、USB Type-Cの特徴である「ピン数増加」「上下対象コネクタ採用」「給電・充電が自由」で、従来のUSBデータ通信・電力だけでなく、映像信号を乗せることも可能になったため、現在はほとんどPD = USB Type-Cといえる状況になっています。

ただし、ポートがUSB Type-Cの形状をしているからといって、USB 3.0や同Power Deliveryに対応しているわけではない点に注意が必要です。PD対応でも高い給電能力を誇るケーブルでも、データ転送自体はUSB 2.0相当(480MBps)のものもあったりします。例えばこのケーブルがそうです。

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USB 3.0と3.1 Gen1とGen2とUSB 3.2…

最近、USB 3.0ではなく、3.1のそれもGen 1やGen 2、さらにUSB 3.2といった表記に気が付かれたかもしれません。これらの規格と通信速度をまとめてみました。下記の表をちょっと見てください。

昔々の名前以前の名前最新の名称通信速度
USB 3.0USB 3.1 Gen1USB 3.2 Gen 15GB/s
USB 3.1USB 3.1 Gen1USB 3.2 Gen 210GB/s
USB 3.2なしUSB 3.2 Gen 2×220GB/s

名称変更は、USBインプリメンターズ・フォーラムが定めたものです。正直「なにやってくれてんねん!」という話なんですよね、昔々の、3.0/3.1/3.2の方まだわかりやすいです…そして、今よく聞く3.1 Gen 1やGen 2という名称もすでに3.2という表記に変更されてます…今後は、通信速度を重視してチェックすることが必要だと思います。


さて、ここからは【USB充電器】【モバイルバッテリー】【ケーブル】の3つのカテゴリで、筆者の独断による2020年12月現在の最新おすすめ製品を合計14製品ご紹介したいと思います。それでは!



PD対応USB充電器のおすすめ4製品

PD対応のACアダプターは、今大きな技術革新が進んでいます。キーワードは「窒化ガリウム(GaN)」です。主に青色LEDの材料として用いられる半導体ですが、従来のシリコンベースの半導体よりも電力の損失が少なく、高効率で発熱も低い設計が可能になりました。結果としてUSB充電器の大容量化&小型化の両立が可能になりました。

① Anker PowerPort Atom III 45W / 1ポート 45W

GaNの恩恵を具現化したモデルとしていちばん有名なのはこのアイテムではないでしょうか。以前30Wモデル登場時に【フリスクサイズ】と呼ばれて大ヒットしましたが、先日発売された最新モデルは出力45Wと充電性能も50%もアップ、サイズも【フリスクネオ】サイズとちょっと大きくなりましたがそれでも非常にコンパクトに収まっています。

【Anker PowerPort Atom III 45W Slim】レビュー:サイズはちょっと大きくなっただけなのに充電容量は50%もアップした、GaN採用USB充電器

どこにでも忍ばせられるサイズなので、1つ持っておくと安心ですね。

② RAVPower RP-PC133 / 2ポート 65W

65WのミドルクラスのUSB PD対応充電器はRAVPOWERの65Wモデルをプッシュしたいと思います。GaN採用によるコンパクトさとUSB Type-AおよびCの2ポート搭載という利便性が評価ポイントになりました。

【レビュー】RAVPOWER USB充電器 RP-PC128 90W & RP-PC133 65W:2ポート採用でコンパクトな2製品が登場!

GaN採用によって、充電容量もぐっとアップしており、このサイズで65Wとは! ノートPCの充電にも対応するコスパ抜群のモデルです。

PD 充電器 RAVPower Type C 急速充電器 65W USB-A + USB-C 【GaN (窒化ガリウム)採用/2ポート/PD対応/折りたたみ式/PD Pioneer Technology採用】 iPhone/MacBook/ノートパソコン/Switchなど対応 RP-PC133 (ブラック)
RAVPOWER

③ RAVPower RP-PC136 / 4ポート 65W

「2ポートだと足りない!」で、かつ「最大出力は60W以上が必要!」という方にはRAVPowerの最新作PC136がおすすめ。直方体のコンパクトな筐体に、USB Type-C PD x2ポートと、USB Type-A x2ポートを搭載した便利モデルです。

#USB Type-CUSB Type-CUSB Type-AUSB Type-A
1最大65W
2最大45W最大18W
3最大45W最大18W
4最大45W最大12W最大12W
5最大18W最大18W最大18W
6最大18W最大18W最大12W最大12W
4ポートでコンパクトかつ性能バッチリのUSB充電器:【RAVPower RP-PC136】レビュ-

GaN採用によって、充電容量もぐっとアップしており、このサイズで65Wとは! ノートPCの充電にも対応するコスパ抜群のモデルです。

RAVPower RP-PC136 USB急速充電器 65W高出力 GaN(窒素ガリウム)採用/4ポート搭載
RAVPOWER

④ RAVPower RP-PC128 / 2ポート 90W

大容量の最大90W出力可能なモデルとしては、やはりRAVPower PC-128をご紹介したいと思います。アップル純正ACアダプターと比較して価格もサイズも2周りくらいコンパクト。これも見逃せないモデルです。

【レビュー】RAVPOWER USB充電器 RP-PC128 90W & RP-PC133 65W:2ポート採用でコンパクトな2製品が登場!
PD 充電器 RAVPower Type C 急速充電器 90W【GaN (窒化ガリウム)採用/2ポート/折畳式/PD対応/PSE認証済】iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max/XS、Galaxy S10/S10+、iPad Pro、MacBook Pro その他USB-C機器対応 RP-PC128 RP-PC128JPW
RAVPOWER


PD対応モバイルバッテリーのおすすめ5製品

ここからは、PD対応モバイルバッテリーのご紹介です。1万/2万/3万/5万/7万mAhの各サイズでオススメのモデルをピックアップしています。

⑤ Anker PowerCore Slim 10000 PD / 10,000mAh, 18W

The定番のAnkerのモバイルバッテリーです。従来品よりも薄くスリムになっていながら、しっかりUSB Type-AおよびCの2ポートを備えており、出力18Wと基本はしっかり押さえています。

⑥ RAVPower RP-PB186 / 10,000mAh, 29W

Ankerの上記モデルと比較して、厚みは多少ありますが実は25g軽く、そして最大出力で2ポート合計29W(USB Type-C最大29W、併用の場合USB Type-A 18W)とパワフル、値段もクーポン付きで3,000円を切るハイコスパモデルです。

⑦ RAVPower RP-PB201 / 20,000mAh, 60W

20000mAhもRAPOWERをプッシュしたいと思います。上記RP-PB186と同じデザイン。重量は約 371.7gと重くなりますが、モバイルバッテリーとしては強力な60W出力を実現しています。

RAVPower モバイルバッテリー 20000mAh PD対応 60W USB-A+USB-C 2ポート 大容量iPhone/Android/MacBook/ノートパソコン/Switch等対応 PSE認証済 RP-PB201
RAVPOWER

⑧ Cheero CHE-111 / 30,000mAh, 60W

これ1台で、USB Type-A 2ポート(2ポート合計24W)、USB Type-C 1ポート(最大60W)、そして側面でQiチーワイヤレス充電(最大5W)が可能な多機能モバイルバッテリーです。

【レビュー】cheero Power Mountain mini 30000mAh:4台同時充電可能! 小さくなって利便性が向上したおにぎり型モバイルバッテリー

おにぎりのような三角形のデザインが特徴的です。LEDライトも備えていますので、アウトドアでも活躍してくれますね。

⑨ RAVPower RP-PB187 / 70,200mAh, 60W

今回紹介する最大容量のモバイルバッテリーがこちらです。7万mAh超えUSB Type-AやCだけではなく、AC電源(最大300Wまで)を2口備えた本格的な防災用のポータブル電源ですね。

【RAVPower RP-PB187レビュー】非常時に小型家電を動かせる! 最大300W出力でコンパクトなポータブル電源

DC入出力も備えており、各種の小型家電も動かせます。LEDライト完備で、キャリーケースもついていますので、こちらもアウトドア用途にも使えます。これで3万円切りは結構魅力的なのではないでしょうか。

ポータブル電源 RAVPower 大容量 70200mAh/252.7Wh (純正弦波AC300W PD60W DC120W対応) 6-Port Power House 家庭用蓄電池 ソーラー充電 3種類の照明モード 車中泊/キャンプ/釣り/アウトドア/防災グッズ/地震/停電時に 非常用電源 RP-PB187
RAVPOWER


USB充電器&モバイルバッテリーハイブリッドのおすすめ1製品

⑩ Anker PowerCore III Fusion 5000 / 5000mAh, 18W

USB充電器とモバイルバッテリーが合体した前作「PowerCore Fusion 5000」は、その利便性から大ヒットして発売後購入出来ませんでした。コンセントに差すだけで、同機種のモバイルバッテリー部分も充電しながら、ポートから出力して他の機種も充電できるという、そりゃ売れますよね!

今回、満を持して後継機種が登場! 今回はバッテリー容量は据え置きですが、1ポートがType-Cになり、出力も18Wにパワーアップしています。USB充電器とモバイルバッテリーを別々に持ち歩くのが面倒な方にはオススメ!



PD対応ケーブルのおすすめ4製品

最後はケーブルです。USB Type-C規格であっても、PDに対応したものを使用しないとその性能が発揮できない場合もあります。また、機器認証を行うために、本来PDに対応したケーブルはそんなに安くできないはずなんですよね。そういう意味では、例えばApple製品だとMFI認証(Apple社が、サードパーティ製アクセサリとiPod/iPad/iPhoneとの互換性を保証することを示すもの)を取得していることが重要です。

今回アンカーの製品をメインに、AmazonベーシックやUGREENなどサードパーティ製品もご紹介したいと思います。

⑪ Anker PowerLine+ III USB-C & ライトニング ケーブル 0.9m

まずはアンカー性のMFI認証済みType-C to ライトニングケーブルです。実は1m(アンカーは0.9m)だと純正の方が安い(1,800円税別)なんですが、この赤いのはなかなか無いのでこれを購入しました。コネクタ部分も非常にしっかりしており、安心して使っています。

全モデルよりまとめたときの厚みが薄くなったみたいですね!

これとは別に、+がつかないAnker PowerLine III USB-C & ライトニング ケーブルという製品もあって、そちらは0.3m(1,699円)/ 0.9m(1,790円)/ 1.8m(1,890円)の3つの長さでブラック/ホワイトの2色展開、かつちょっとおやすかたったりします。

でも、III+とIII無印では折り曲げ強度に差があって、こちらの+付きは35,000回、安い無印は25.000回となっています。ケーブルの耐久性は重要な要素なので、III+の方をお勧めしたいです!

⑬ AmazonベーシックUSBケーブル 0.9m (タイプC – 3.1Gen1 タイプC) ホワイト

こちらはAmazonベーシックのお得なUSB Type-C to Cケーブルです。USB 3.0 = 3.1Gen 1採用モデルで、転送速度は最大5Gbp、60Wに対応します。

価格もAmazonベーシック価格で買いやすく、0,9mで約1,499円!とかなりお安いのですが、難点はとにかく売り切れが多いんです…もし見かけたらぜひゲットしておいてください。損はしないと思います。

⑬ Anker PowerLine II USB-C & USB-A 3.1(Gen2) ケーブル(0.9m ブラック)

通常のUSB 3.0は現在ではUSB 3.1Gen1と呼ばれ、USB 3.1Gen2規格が登場しました。同企画は3.1Gen1よりもバージョンアップしており、最大10Gbpの通信速度と、100W給電に対応しています。安心のUSB-IF規格準拠製品です。

⑭ Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル 0.7m

最後はただのPDじゃなくて、上位規格のThunderbolt 3対応ケーブルです。転送速度はUSB 3.1 Gen 2の4倍のなんと40Gps、電力も100Wを伝送できるということで、USB充電器やノートPCがThunderbolt 3対応であればこういったケーブルを使用しないと進化を発揮できません。

価格的にも、アップル純正は0.8mで4,749円(Amazon実勢価格)もしてしまいますが、Ankerの本製品は0.7mで3,090円とかなりお安くなっており信頼のアンカー製品ということでこちらを1本購入しました。こちらもおすすめです!

まとめ

以上、今注目のPower Deliveryとそのおすすめ製品のご紹介でした。自分でまとめを作っていても、PDの優秀さ、USB Type-Cの便利さを改めて実感しました。世の中の接続ケーブルがすべてPD対応のUSB Type-Cになれば良いのに、と思う今日この頃です。それでは、また!

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